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マレーシアにおける微細藻類Klebsormidiumの培養条件に関する研究成果が
国際学術誌「Journal of Applied Phycology」に掲載されました
ユーグレナ社のグループ会社であるEuglena Malaysia Sdn. Bhd.を中心とする研究グループが実施した、ストレプト植物(Streptophyta)に属する糸状性の緑色藻類「Klebsormidium(クレブソルミディウム)sp. CS-1489」の液体培養条件に関する研究成果が、国際学術誌「Journal of Applied Phycology」に掲載されました。
※Klebsormidiumはストレプト植物(Streptophyta)に属する緑色藻類の一群で、土壌表面などの陸上環境にも広く分布することが知られています。
本研究では、CO₂供給、pHおよび塩分濃度がKlebsormidiumの増殖および光合成性能に与える影響を評価しました。屋外でのバイオマス生産を想定した培養条件の最適化に向けて検証を行った結果、10% CO₂を含むガスによる通気で顕著な増殖阻害を生じることなく増殖が促進されることを確認しました。
また、pH5~9の範囲では概ね増殖が維持され、低濃度の塩分条件において増殖促進が見られました。さらに、pHと塩分濃度の組み合わせが増殖に影響を与えることも明らかになりました。
Klebsormidiumについては、CO₂、pH、塩分濃度などの環境条件が増殖に与える影響、特に複数の環境因子が組み合わさった場合の影響に関する知見が十分ではありませんでした。本研究成果は、こうした環境応答への理解を深めるとともに、微細藻類の培養条件を科学的に設計・評価するための基礎的知見の蓄積に貢献するものです。
本研究はEuglena Malaysiaの研究活動の一環として実施され、ユーグレナ社が研究施設等の支援を行いました。今後、本研究を通じて蓄積した培養条件の評価手法や知見を、ユーグレナを含む多様な微細藻類の研究にも活かし、マレーシアの気候・環境特性を活用した研究開発および現地研究機関との連携を進めてまいります。
論文情報
掲載誌:Journal of Applied Phycology
論文タイトル:Effects of pH and salinity on growth and photosynthetic performance of Klebsormidium sp. CS‑1489 under CO2‑enriched conditions