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サステナブルアグリテック事業Sustainable AgriTech

資源サーキュラーの実現を目指して
ユーグレナ社は、長年研究し続けてきた微細藻類を含むバイオマス未利用資源の研究を通じ、農業や畜産業、漁業などのジャンルから幅広く社会問題を捉え、自社の既存事業とのシナジーを生み出す新たな事業の展開に取り組んでいます。

サステナブルアグリテックとは?

「アグリテック(AgriTech)」は、「農業(Agriculture)」と「技術(Technology)」をかけ合わせた造語です。 一般的には、ドローンやAIなどのICT(情報通信)技術を活用して、担い手不足や食料自給率の低下などの課題を解決しようとする取り組みを意味します。

ユーグレナ社が取り組む「サステナブルアグリテック(Sustainable AgriTech =SAT)」とは、 フィロソフィー“「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」”体現のため、農業領域に存在する社会課題縮小を目指し、 「テクノロジーの力で第一次産業を持続可能な形へとアップデートすること」です。
長年当社が研究し続けてきた微細藻類を含むバイオマス未利用資源の研究を通じ、資源サーキュラー(資源循環)を確立しようと取り組んでいます。資源サーキュラーの考え方は生産、消費、リサイクルが循環し究極的には廃棄物を出さないという考え方です。
微細藻類ユーグレナや、バイオ燃料の原料となる油脂をユーグレナから抽出した後の脱脂藻体、そのほかユーグレナ・グループ内外のバイオマス未利用資源を、飼料や肥料へと活用し、循環型農業への実現に貢献する取り組みを行っています。

循環型農業のイメージ

主な取り組み領域

飼料領域

微細藻類ユーグレナおよび脂質抽出残渣を用いた研究開発を推進。今後は商業販売を本格化してまいります。

研究開発
ユーグレナ飼料および脂質抽出残渣の研究開発
  • ユーグレナ脂質抽出を水産養殖用飼料として活用、魚(マダイ)の成長に悪影響がないことを確認
  • ユーグレナとカギケノリを牛ルーメン液へ添加、VFAの発生に影響を与えることなくメタン発生量を抑制
  • ユーグレナの免疫賦活効果等を家畜向けでも一部確認
事業開発
水産・畜産領域で商品開発を本格化
  • これまでの研究成果を踏まえて、2023年より微細藻類入り商品開発に関する本格検討を開始
  • ユーグレナ社の強みを活かせる分野として、現時点では特に以下の3テーマに注力:
  • テーマ①
    既存代替飼料

    例)安定供給が難しい既存飼料を藻類で代替

  • テーマ②
    環境配慮型飼料

    例)牛ゲップ由来のメタン排出抑制飼料

  • テーマ③
    機能性飼料

    例)免疫賦活効果など藻類入り機能性飼料

肥料領域

研究開発×事業運営の両輪で拡大中。商品開発に加えて大協肥糧の事業運営も行っています。

研究開発
資源サーキュラー技術研究所での研究開発
  • ユーグレナの効果として、作物の収穫量増加や、収穫後の作物鮮度を保持するといった機能性を確認 → 今後商品化を予定(一部トライアル販売は開始済)
  • また微細藻類のみならず、様々なバイオマス未利用資源を肥料原料などに変換、新たな価値を創出する取組も
事業開発
グループ会社・大協肥糧での
有機肥料の製造・販売
  • 1959年創業、有機肥料の製造・販売事業を展開
  • 多種多様な原料を使いこなす現場力+作物や気候に応じたオーダーメイドでの肥料開発に強み
  • 2021年に当社グループ入り。R&Dと連携しながら新たな原料の活用事例創出や商品開発などを推進中

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