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2026.04.24

「緑のユーグレナ」×「金のユーグレナ」で機能性素材事業を強化
ユーグレナ、EOD-1株関連事業の譲受により免疫の機能性表示を拡充

※本リリースにおける免疫に関する表現は、機能性表示食品制度に基づき届出が受理された範囲での説明であり、疾病の診断、治療、予防を目的とするものではありません。

 株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、株式会社神鋼環境ソリューション(本社:兵庫県神戸市中央区、社長:奥村 英樹、以下「神鋼環境ソリューション」)が開発・販売する微細藻類ユーグレナ「EOD-1株」に関する事業について、事業譲渡により譲り受ける予定であることをお知らせします。

 本事業譲受により、免疫機能の維持に関する機能性表示食品の届出が受理されているEOD-1株由来パラミロン(届出番号:K250、J814等)を承継し、当社がこれまで注力してきたパラミロン研究・商品開発と統合することで、免疫を中核とした機能性素材展開を本格的に加速させてまいります。

 当社は、2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功して以来、石垣島で育てた微細藻類ユーグレナを用いて、栄養・健康のベースを支える「緑のユーグレナ」の事業を展開してきました。一方、神鋼環境ソリューションが開発したEOD-1株は屋内タンク培養によりパラミロンを70%以上含有する「金のユーグレナ」として、免疫・疲労感等の研究および商品展開が進められてきました。

 本件により、「緑のユーグレナ」が持つ“栄養の厚み”と、「金のユーグレナ」の“機能性の強さ”が、ひとつのグループのもとにそろうことになります。両社の研究成果・知財・培養技術を掛け合わせることで、日々の栄養ベースから、免疫・疲労・睡眠・ストレスといった現代人の複合的な健康課題に応える高機能素材まで、ユーグレナの価値をより広く・深く提供してまいります。

■ 本件の背景と意義

 近年、機能性食品市場は成長を続け※1、製品に求められる価値は、単一の機能性から、複数の健康課題に応える「マルチ機能性」へと進化しています。特に、免疫分野は、日常的な健康管理の観点から注目度が高く、継続利用されやすい機能性テーマとして重要性が増しています。

 EOD-1株由来パラミロンは、食物繊維を機能性関与成分とする免疫表示として日本で初めて※2受理され、自然免疫と獲得免疫の双方に作用点が示されている点で、高い研究価値を有します。本件の譲受は、こうした免疫エビデンスを当社の研究基盤に取り込み、パラミロンを「免疫を起点とするマルチ機能性素材」として展開するための戦略的な意思決定です。

■ 免疫機能性表示の承継と研究価値

 EOD-1株由来パラミロンは、届出番号K250およびJ814として、「免疫機能の維持」に関する機能性表示食品の届出※3が受理されています。食物繊維を機能性関与成分とする免疫表示として日本初※2であり、作用点として自然免疫細胞である単球と、獲得免疫細胞であるナイーブT細胞が示されている点に新規性があります。

 2023年の国際学術誌『Journal of Functional Foods』※4掲載論文では、健康な成人男女を対象とした12週間の摂取試験で、風邪様症状の発生抑制、単球におけるCD80発現の維持、CD4⁺/CD8⁺ナイーブT細胞におけるCD28発現の上昇が報告されています。当社が取り組んできたパラミロン研究とあわせることで、パラミロンの機能性エビデンスをより厚く、より分かりやすく発信していくことが期待されます。

■ マルチ機能性素材としての拡張

 EOD-1株由来パラミロンは、「日常生活の一時的な精神的・身体的疲労感を軽減する」機能性表示食品※5としても届出実績があります。一方、当社はユーグレナ由来パラミロンについて、「睡眠の質の改善」「作業時の一時的なストレスの緩和」「起床時の疲労感の軽減」に関する研究・商品開発を進めてきました。

 これらの研究成果・商品開発知見を掛け合わせることで、パラミロンは、免疫・疲労・睡眠・ストレスという現代人の主要な健康課題を横断する“マルチ機能性素材”として、さらなる価値拡張が可能になります。

■ 知財・生産・事業面でのシナジー

 当社が承継予定の知的財産は、国内特許・海外特許(いずれも出願中を含む)および各種研究データです。加えて、「EOD-1」「金のユーグレナ」等の商標も承継予定です。これにより、当社の既存知財・研究成果と掛け合わせた新たな用途開発、知財防衛力の強化、BtoB原料販売の提案力向上が見込まれます。

 また、EOD-1株を支えてきた屋内タンク培養技術は、品質安定性と高機能化の観点で重要です。当社は今後、屋外培養・屋内培養の両輪で、より安定的かつ競争力のある供給体制づくりを進めてまいります。

■ 譲受予定日以降の展開

 当社は、神鋼環境ソリューションのグループ会社である株式会社ミカレアが展開する「ミカレアのパラミロン」に対する代替商品の開発を進め、半年以内を目途に上市を目指します。ミカレア社は当面、現行品の販売を継続し、譲渡完了を予定している5月上旬から6ヶ月以内を目途に現有在庫をもって順次販売を終了する予定です。 併せて当社は、EOD-1株粉末の原料販売およびOEM提供を開始し、BtoB・BtoCの両面から、EOD-1株由来パラミロンの価値をより多くのお客様に届けてまいります。

■用語解説

1. ユーグレナEOD-1株について

 ユーグレナEOD-1株は、神鋼環境ソリューションがその高い機能性に着目して開発した微細藻類ユーグレナの高機能株です。屋内の密閉タンクにおける従属栄養培養(光合成を行わない培養方法)により、パラミロンの含有率70%以上を実現しています。

 一般的な緑色のユーグレナと比較してパラミロン含有率が高く、これまでに世界15か国以上で特許を取得(出願中を含む)するなど、機能性素材として高い評価を受けてきました。

2.パラミロンについて

 パラミロンは、微細藻類ユーグレナだけが細胞内貯蔵物質として生成するβ-1,3-グルカンで、食物繊維の一種です。3本の直鎖状β-1,3-グルカンがねじれあう構造を持ち、消化・吸収されずに腸まで届いて作用するとされています。

 EOD-1株由来パラミロンについては、免疫機能の維持や日常生活における一時的な精神的・身体的疲労感の軽減などに関する研究成果が蓄積されており、サプリメントにとどまらず、幅広い食品カテゴリーへの応用が期待されています。

 一方、当社がすでに規格化している食品原料である精製パラミロンは、ユーグレナからパラミロンを高濃度で抽出・精製した素材であり、パラミロン含有率80%以上という国産最高濃度※2の規格値を実現しています。安定的な大量生産技術を確立しているほか、特有の風味を持たない白色粉末であることから、製品設計の柔軟性を高めることが可能です。

■ 本件の概要 ※6

ItemContent
譲渡元 株式会社神鋼環境ソリューション 
譲受先Euglena Co., Ltd.
スキーム事業譲受 
譲受対象微細藻類ユーグレナEOD-1株、関連知的財産(国内特許・海外特許〔出願中含む〕)、
商標(「EOD-1」「金のユーグレナ」等)、培養技術、研究成果、関連データ等 
譲受予定日2026年5月上旬予定 

■ 譲受予定日以降の主な取り組み

  • 「ミカレアのパラミロン」の代替商品の開発を進め、半年以内を目途に上市予定
  • EOD-1株粉末の原料販売およびOEM提供の営業を開始予定

※1 出典:株式会社富士経済「H・Bフーズマーケティング便覧 2026」
※2 当社調べ(2026年4月時点)
※3 食物繊維を機能性関与成分とする免疫に関する機能性表示食品の届出として。届出番号:K250、J814
※4 『Journal of Functional Foods』掲載論文:High-Parameter Immune Profiling and Subjective Health Assessment of the Immunomodulatory Effects of Paramylon-Rich Euglena gracilis EOD-1: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Parallel-Group Study(2023年)。
※5 本リリース中の機能性表示食品に関する記載は、届出情報および公表済み研究成果に基づくものであり、疾病の診断、治療、予防を目的とするものではありません。
※6 本件は事業譲渡に関するお知らせであり、今後の協議・手続き等により内容が変更となる場合があります。

<株式会社ユーグレナについて>
2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。「人と地球を健康にする」というパーパスのもと、事業成長が社会課題の縮小につながるという「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」体現に向け、基本戦略として位置付けているバイオマスの5F(Food, Fine Chemical, Feed, Fertilizer, Fuel)に沿った形で、ヘルスケア事業、バイオ燃料事業、アグリ事業等を推進。2014年より、バングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKIプログラム」を、継続的に実施している。

https://euglena.jp

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