動物と植物の両方の性質を備えているミドリムシは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など、実に59種類もの栄養素が含まれています。また、成人の必須アミノ酸すべて(9種類)がバランスよく含まれており、人間が生きていくために必要な栄養素の大半を、ミドリムシは含んでいるといっても過言ではないのです。
野菜は硬い細胞壁があり栄養素が吸収されづらい
吸収を妨げる細胞壁がないため栄養素を消化吸収しやすい
撮影:青山学院大学 福岡伸一教授
ミドリムシは、他の生物にはない特有成分パラミロンを多く含んでいます。それはキノコなどに多く含まれるβ-グルカンの一種。
食物繊維であるパラミロンは、健康への応用が期待され、多くの学者や専門家が研究を進めている注目の成分です。
私たちは現代人が抱える健康不安は1つの要因ではなく、複合的な要因によって生じていることに着目しました。特に、「栄養不足」「疲労」「免疫力低下」は、相互に影響を及ぼしあい、下図のように連鎖的に体調の悪化を招いてしまいます。
持続的な健康を目指すためには、部分的な対症療法ではなく、「栄養不足」「疲労」「免疫力低下」のすべてにアプローチすることが重要です。石垣島ユーグレナは、現代人が抱えるこれら全ての健康不安にアプローチし、からだのもとから健康に導きます。
ミドリムシは、植物のように光合成を行って栄養分を体内に溜め、動物のように細胞を変形させて動く、植物と動物の両方の性質を持っている微細藻類です。このように生物学上で植物と動物、両方の性質を備えている生物は大変珍しい存在で、多くの特徴を持っています。
ミドリムシの生態
ビタミンが豊富。特にビタミンB群、ビタミンEを多く含有しています。
DHA、EPA、アラキドン酸などの不飽和脂肪酸群を12種類含有しています。
大きさは、長さ0.05mm~0.1mm、幅0.01mmです。
アミノ酸スコアが83と高く、バランスよくアミノ酸を含有しています。「ユーグレナ -生理と生化学」
北岡正三郎 編集 学会出版センター
緑色は、葉要素(クロロフィル)の色です。
多糖体のβ-1、3-グルカンの結晶「パラミロン」を含有します。
細胞壁を持たないため、93.1%という高い消化率を誇ります。「ユーグレナ -生理と生化学」
北岡正三郎 編集 学会出版センター
淡水に生息します。海水に生息する仲間もいます。
多くの大学、研究機関で食料・栄養・温暖化問題の解決策として研究されいます。
光合成能力が高く、大気中の約1000倍のCO2濃度の環境でも元気に生育します。
鞭毛を使い、動き回ることができます。
ミネラルが豊富。特に亜鉛は75mg/100gという高い含有量です。
ミドリムシの生態
ミドリムシの歴史
地球誕生後の原始の地球で初めて誕生した生物の一つです
ミドリムシ(学名:ユーグレナ)はラテン語で
美しい(eu)眼(glena)という意味を持っています
光合成による炭素固定反応であるカルビン・ベンソン回路を解明(1951年 ノーベル化学賞)
ミドリムシが太陽光と二酸化炭素で育つことができること、そしてヒトの呼吸で出た二酸化炭素がミドリムシの成長を促し、結果として酸素が得られるという二重のメリットが注目
another future
ミドリムシの歴史