ユーグレナと麹の出合い、日本初の素材「ミドリ麹」。
「麹」は日本の食生活を長年支えてきたことから、日本を代表する菌、「国菌」として指定されています。
豊富な栄養素を持つユーグレナと麹が出合うことで、麹の可能性をさらに引き上げることができました。
「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」というフィロソフィーを掲げているユーグレナ社。微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)の力で、不安が多い未来を明るいものへ変えるべく、日々研究を進めています。
以前よりユーグレナが乳酸菌との相性が良いことは実証されており、他の菌類でも可能性があるのではないかということから麹菌に着目しました。
そこで100年以上続く種麹屋「秋田今野商店」と出会い、秋田県が行う「ローカルイノベーション誘発促進事業」において、「ユーグレナ(ミドリムシ)と秋田の素材を用いた新規発酵食品等の研究開発」というテーマで秋田今野商店などと採択を受け、発酵食品の開発に関する研究がはじまり、ミドリ麹が生まれました。
明治43年(1909年)創業。1945年からは秋田で現在の株式会社秋田今野商店として種こうじ製造を行っています。
日本におよそ10社ほどしかいない種麹屋の中で、今でも手作りで麹を作っています。同社はAOK-139と呼ばれる高性能種麹の育種にも成功しており、ミドリ麹は種麹としてAOK-139株を、お米は100%国産米を使用しています。
ミドリ麹には、高い酵素力価による整腸作用と、エルゴチオネインによる美肌効果が期待されています。また、エルゴチオネインには活性酸素除去や認知症予防への効果も期待されています。
身体の活動に様々なサポートをしている酵素は年齢と共に減少します。そのため、食事等から摂ることが重要です。
ミドリ麹は、一般的な麹と比べ、麹が生成する酵素の量が向上することが確認されています。
抗酸化作用が強く、光による肌の老化を抑制する効果があるといわれてる、エルゴチオネイン。 ミドリ麹は、一般的な麹と比べ、強い抗酸化作用を持つエルゴチオネインをはじめとする、硫黄化合物の含有量が向上することが確認されています。
一般的な麹よりも高いポテンシャルを持つミドリ麹は、食品やサプリメントなどのヘルスケア分野での活用が期待されています。熱や酸に弱いと言われている麹菌ですが、ミドリ麹は麹菌も酵素も活きたまま粉末にして摂取することができます。
「健康的なスタイルを保ちたい方」「美肌を意識したい方」「代謝が気になる方」のサポートが期待されています。
ミドリ麹の有効活用に向けた取り組みの一環として、秋田県内の複数企業において、地域振興のための商品開発に、ミドリ麹が活用されています。秋田県内に根差していく産業振興や地域活性に寄与するとともに、高齢化が進む秋田県において、ミドリ麹が持続的な健康維持、健康寿命の延伸や美容増進に貢献することを目指しています。