環境

Environment

サステナビリティを実現するための
重要課題(マテリアリティ)

基本的な考え方

当社グループは、主たる事業活動として、水、空気をはじめとする自然の恵みのもと培養した微細藻類ユーグレナやクロレラを活用して、健康食品や化粧品等のヘルスケア商品を販売しております。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」というユーグレナ・フィロソフィーを掲げている当社では、環境に配慮した事業活動を通して、自然豊かな地球を次世代に残していく責務を負っていると考えています。
そのため、当社グループは事業活動における持続的な環境負荷の軽減を経営の重要な課題の一つと捉えております。特に「気候変動の抑制」、「排出プラスチック量の削減」、「水の保全」、「廃棄物排出量の削減」、「ライフサイクルアセスメントの実施」に注力し、持続可能な環境維持への取り組みを行ってまいります。

環境方針

現状、当社では事業活動における環境方針を策定しておりません。可能な限り速やかに環境方針を策定し、策定され次第、対外公表することを予定しています。

環境負荷の軽減

気候変動の抑制

当社グループは事業活動から排出される温室効果ガスのうち、気候変動への影響が最も大きいCO2排出量の削減に向けて、CO2排出量の計測に対する取り組みを行っております。製造設備で使用する電力を中心としたエネルギー消費によって、直接・間接的にCO2を排出しており、その排出量の計測と抑制を継続的に実施していく方針です。CO2排出量の計測については、エネルギー量の計測およびScope1※1、Scope2※2のCO2排出量の計測から取り組みを始めております。今後、環境方針の策定を実施した上で、CO2の削減目標を策定し、目標達成に向けた取り組みを推進してまいります。

※1 Scope1:当社のエネルギー使用に伴う直接排出のこと
※2 Scope2:グループ会社のエネルギー使用に伴う間接排出のこと

取組事例CO2排出量の計測

当社グループで使用するエネルギー量および当社グループから排出されるScope1、Scope2のCO2排出量は、表1および表2のとおりです。当社グループの全ての事業活動のうち、ヘルスケア事業の生産拠点である八重山殖産および当社の生産技術研究所からのCO2排出量が全体の半数以上を占めております。そのため、CO2排出量を計測する事業所の対象は八重山殖産および生産技術研究所に限っております。
今後、CO2排出量削減に向け目標設定を行い、目標達成に向け積極的に課題解決に取組んでまいります。

【表1】
エネルギー投入量

※ エネルギー投入量:総エネルギー量および売上高は八重山殖産のデータを使用しております

【表2】
CO2排出量

※CO2排出量:CO2排出量および売上高は八重山殖産のデータを使用しております

取組事例気候変動への対応(国際的な規範への賛同・支持)

当社は2019年5月、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD※1: Task Force on Climate-related Financial Disclosures)による気候関連財務情報開示を求める提言に賛同するとともに、提言の推進を行うことを目的に設立されたTCFDコンソーシアム※2に加入しました。
TCFDによる提言に基づき、気候関連のリスクと事業機会について情報開示を強化していくとともに、TCFDコンソーシアムへの参加を通じて、効果的な情報開示の在り方を議論し積極的な情報発信に取り組んでまいります。

  • ※1 TCFD:金融システムの安定化を図る国際的組織である金融安定理事会(Financial Stability Board)により設置されたタスクフォース。気候変動に関する情報開示を行う企業への支援や、低炭素社会へのスムーズな移行によって金融市場の安定化を図ることを目的としている
  • ※2 TCFDコンソーシアム:企業の効果的な情報開示や、開示された情報を金融機関等の適切な投資判断に繋げるための取り組みについて議論を行うため、2019年5月、日本において設立。TCFDに賛同している企業・機関であれば入会可能

排出プラスチック量の削減

当社グループは、ヘルスケア事業において食品・化粧品の包装容器や、商品をお客さまのもとへお届けするための包装資材等において、多くのプラスチックを使用しています。廃棄されたプラスチックによる海洋汚染や生態系への影響の抑制は、自然資本を活用して事業を行っている企業として重要課題のひとつと認識しております。そのため、当社では、「環境への意識の高さ、低さにかかわらず、お客様が意識せずとも環境に配慮した行動をとれる仕組みの構築を目指す」という方針のもと、2021年中に当社商品に使用される石油由来プラスチック量の50%削減を目標に掲げております。今後、既存の飲料用ペットボトル商品の全廃と、一部商品においてお客様がプラスチックストローの有無を選択可能にする等の施策を実施してまいります。

取組事例緩衝材の脱プラスチック

当社の直販事業では、お客さまに郵送で商品をお届けしており、2019年12月までは商品梱包の緩衝材として年間約600万個のプラスチック製のエアパッキンを使用しておりました。2020年1月からはエアパッキンの使用を中止し、紙の緩衝材または段ボールの仕切りを採用することで、緩衝材のプラスチック削減を実現しております。

  • 1つの荷物にエアバッグ約6個使用

    (従前の梱包方法)エアパッキンを使用した梱包

  • 紙の緩衝材または段ボールの仕切り(緩衝材なし)に変更

    (2020年1月以降の梱包方法)エアパッキンを使用しない梱包

取組事例カートカンの採用

当社グループの主力飲料商品である「からだにユーグレナ green smoothie」は、ペットボトルではなくカートカンを採用しております。カートカンは、紙パック同様リサイクル可能で、おいしさを損なわず内容物の劣化を長時間抑えることが可能な包装容器です。また、原材料に間伐材や国産材を30%以上使用しているため、CO2吸収効率の高い健全な森を育てることを可能にし、地球温暖化防止にも貢献しています。

からだにユーグレナ green smoothie
からだにユーグレナ green smoothie
取組事例個包装からアルミパウチ包装へ

環境に配慮した取り組みとして、商品の包装資材を削減するために、「ユーグレナ・プラス」「ユーグレナの緑汁粒タイプ」「みどり麹」の包装資材を、1回分の個包装から1か月分の摂取目安量を1袋にまとめて包装したアルミパウチ包装に変更しております。

  • (従前品)1回分の個装

  • (現行品)1か月分をまとめたアルミパウチ包装

水の保全

当社グループが製造する商品の主原料であるユーグレナやクロレラの培養には、大量の水を必要とするため、水の保全は持続可能な生産を行う上でとても重要な課題であると認識しております。そのため、当社の事業活動における水使用量の計測を行うことから取り組みを始めました。
今後、環境方針や環境目標を策定し、水の循環利用も視野に入れ、目標達成に向けた取り組みを推進してまいります。

取組事例水使用量の計測

当社グループで使用する井水および上水の使用量は、表3のとおりです。当社グループの全ての事業活動のうち、ヘルスケア事業の生産拠点である八重山殖産および当社の生産技術研究所における水の使用量が全体の半数以上を占めております。そのため、水使用量を計測する事業所の対象は八重山殖産および生産技術研究所に限っております。また、2018年3月から計測を開始しているため、19/9期の実績のみを記載しております。

【表3】
(単位:千㎥) 上水 井水 水使用量
2019年9月期 22 303 324
※ 水使用量:上水・井水の使用量および売上高は八重山殖産のデータを使用しております

廃棄物排出量の削減

当社グループの製造拠点、研究拠点、品質管理施設において排出される主な産業廃棄物は金属屑、廃プラスチック、廃油などで、産業廃棄物の委託処理は、電子マニフェスト制度に準拠し、対応しております。
今後、環境方針や環境目標を策定し、リサイクルの対応も視野に入れ、目標達成に向けた取り組みを推進してまいります。

※電子マニフェスト制度:不法投棄防止を目的に、排出事業者が収集運搬業者および処分業者に委託した産業廃棄物が、委託契約通り適正に処理されたかを把握するため、産業廃棄物に関する情報を電子化し、ネットワーク上で確認を可能にした仕組みのこと

取組事例産業廃棄物排出量の計測

当社グループの産業廃棄物排出量は、表4のとおりです。
当社グループの全ての事業活動のうち、ヘルスケア事業の生産拠点である八重山殖産および当社の生産技術研究所からの廃棄物排出量が全体の半数以上を占めております。そのため、廃棄物排出量を計測する事業所の対象は八重山殖産および生産技術研究所に限っております。また、2017年6月から計測を開始しているため、18/9期および19/9期の実績のみを記載しておりまます。

【表4】
産業廃棄物排出量

※ 産業廃棄物排出量:産業廃棄物排出量および売上高は八重山殖産のデータを使用しております

ライフサイクルアセスメントの実施

当社グループが販売する商品において、原料の調達から商品の使用・廃棄に至るまでの環境負荷を認識し、環境負荷削減の余地を検討するために、ライフサイクルアセスメントを実施することは重要課題のひとつと認識していますが、現状、実施が出来ておりません。可能な限り速やかに実施の準備を行い、対外公表するよう努めてまいります。

環境と社会に配慮した生産活動

当社グループは沖縄県石垣島の美しい自然の中でユーグレナおよびクロレラの生産を行っております。藻類のさまざまな方面での活用が進む中、生産にともなう環境や社会への影響を軽減することが当社グループにおいて重要な課題であると認識しております。環境と社会に配慮した持続可能な生産体制を構築することで、人と地球にやさしい生産活動を行ってまいります。

取組事例ASC-MSC認証の取得

2018 年 3 月、環境と社会に配慮した責任ある養殖方法で生産された水産物に対する国際認証制度ASC※1(Aquaculture Stewardship Council) と、持続可能で環境に配慮した漁業で獲られた水産物を対象とする国際認証制度MSC ※2(Marine Stewardship Council)は初の共同策定基準となる「ASC-MSC 海藻(藻類)認証」を発効しました。そして2019年1月、ユーグレナ社と八重山殖産が生産するユーグレナ原料およびクロレラ原料が、世界で初めて「ASC-MSC 海藻(藻類)認証」を取得しました。それまで、ASC認証の対象は養殖水産物のなかでも一部の魚・貝・エビのみ、MSC認証の対象は天然の魚介類のみに限定され、ともに海藻は対象外でした。

ASC-MSC海藻(藻類)認証 認証書

ASC認証と MSC認証は、ともに 2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の「持続可能性に配慮した食材(水産物)の調達基準」の1つとして採択されているだけでなく、SDGsの達成に貢献していることも注目され、世界の国々の間で年々認証取得件数が増加しています。

※1 ASC 認証:世界 39ヵ国 1142カ所の養殖場にて同認証が取得されています(2019年12月時点)
※2 MSC 認証: 世界405の漁業にて同認証が取得されています(2020年2月時点)

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