Materiality for Sustainability
「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」を体現する企業であり続けるため、ユーグレナグループは、8つの重要課題を特定しました。
ユーグレナグループはサステナビリティを「自分たちの幸せが誰かの幸せと共存し続けること」と定義し、これら8つの重要課題に対し2通りのアプローチによってサステナビリティの実現をめざしています。
ひとつは、当社グループが事業を通じて課題を解決してゆくアプローチです。これは当社が創業から目指す道のりであると同時に、国際連合が掲げる持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)の達成に寄与すると考えております。
もうひとつは、事業活動を支える環境・社会・ガバナンス(Environment, Social, Governance: ESG)に配慮した経営基盤の構築です。自然資源、人的資源に立脚して経営を行っている企業として、強固なガバナンスのもと、環境・社会的価値を損ねることなく事業を推進することが可能な体制を構築することが必須と考えています。
当社グループは、事業を通したサステナビリティ達成への挑戦と、持続的な事業活動を支えるサステナブル経営を通じてこれらの課題を克服し、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。
ユーグレナグループがめざすサステナブル経営と、事業が社会・環境など自然資本に与える影響に焦点を当て、当社がサステナビリティの実現のため重点的に取り組むべきテーマを8つに定めました。8つの重要課題特定にあたっては、以下のインプットを参考にしております。
*SASB:米国サステナビリティ会計基準審議会
課題のリストアップにおいては、SASB*などの国際的なフレームワークや、同業他社の設定した重要課題を参照し、環境・社会・ガバナンスの視点で広範囲に行いました。抽出にあたっては、ユーグレナグループが関連する事業領域およびサプライチェーンを範囲とし、産業への要請事項などを考慮して重要度を評価しました。加えて、「ユーグレナ・フィロソフィーおよび今後の事業方針」の策定や経営陣へのインタビューを経て、事業を通して解決する主要課題やありたい姿を整理しています。
それらを集約して検証し、事業を通したサステナビリティへの貢献および、事業活動を支えるサステナブル経営の実現のために優先的に取り組むべき重要課題を特定しました。