公式通販

MENU

株主総会​General meeting of shareholders

当日の動画

ご質問とその回答

当日回答したご質問・ご意見(事前にいただいた質問を含む)

また下記の回答は本株主総会開催時点の内容を掲載しており、最新の情報とは異なる場合がありますためご注意ください。

M&Aの構想および、当社の研究開発人員の採用や今の人員数等についてのご質問
<出雲社長>
M&Aにつきましては、より多くのお客様にユーグレナ入り商品を手軽にお買い求めいただくために、販売チャネルの強化をしていかなければならないと考えております。
2014年度から大手のコンビニエンスストアやスーパーでユーグレナ入り商品の販売を開始しました。それでもご近所のコンビニにて手に入らない、場合によっては売り切れてしまったなどのご意見を頂戴することもございます。
M&Aは、第一義的には、このような問題の解決を目指し、販売パートナーとして強力な販売チャネルを持つ企業と提携し、より多くのお客様にお近くで購入できるようになったと思っていただける環境整備に活用させていただきたく存じます。
二点目の当社研究人員の人数でございますが、当社は現在16名が研究開発専任です。さまざまな分野で専門をしっかり研究をしてきた人材や他の研究開発機関で経験をつんだ者が今取り組んでいるところでございます。また、多くの研究機関や大学とも連携を進めております。ある種外部組織のような機能を持つ研究人材についても、併せて今後拡充し、2020年までに当社が実現しようとしているロードマップを着実に達成したいと考えております
株主構成(主に安定株主)の展望についてと株主の伊藤忠商事様についてのご質問
<出雲社長>
伊藤忠商事様は長年にわたり当社事業をお支えいただいております。
また当社としても安定的な株主を増やすことは非常に重要なことだと承知しております。中でも事業会社が株主様になっていただきますと、目線が同じになって共同研究も非常に充実した体制になることが分かっておりますので、第一義的には資金面より事業や研究の観点でシナジーがあるような大手の会社、日本には伊藤忠様以外にまだまだございますので、そういった企業様にユーグレナのミドリムシの良さをご理解いただいて、共同で事業や研究をすると同時に、安定株主になっていただけるお願いも併せて続けていかなければいけないと考えております。
株式会社神鋼環境ソリューション様が2014年9月8日に発表した『従属栄養培養方式によるユーグレナの本格培養を開始』というニュースリリースに関してのご質問
<出雲社長>
弊社では、大勢の株主様から同様のご質問をいただいております。その上で、二点申し上げます。
一点目は、神鋼環境ソリューション様のニュースリリースには、(生物として一般的な)ユーグレナと比較して生産性が2倍以上あると記載があり、当社よりも2倍生産性が高いのか、ということのご意見を多くいただきます。
まずミドリムシは100種類以上おります。様々なミドリムシが居る中で神鋼環境様はNIES-48(国立環境研究所保存株)と比べて生産性が2倍高いミドリムシをお持ちであろうということを私どもは承知しております。当社もNIES-48と比べ2倍以上生産性の高いミドリムシを保有しております。
そして二点目は、培養方法が異なるという点です。将来的にバイオ燃料として当社は地球環境に優しい新エネルギーをミドリムシで作りたいと思っております。この新エネルギーという観点では二酸化炭素を削減するというのが非常に重要になってきます。光合成でない方法で培養するミドリムシを燃料として活用することはCO2の削減にはつながりませんので、当社とは異なることを目標にしているのではないかと存じます。
技術情報および秘密情報を守るために取り組んでいる施策についてのご質問
<出雲社長>
当社として秘密情報を守るために重点的に取り組んでいることは二点です。
一点目は特許です。特許を申請するには、特許公報に公開情報として情報を細かく書き込まないと特許として独占権を確保することができません。発明をやみくもに特許として申請してしまうと、詳細が公開されてしまうことになります。よって、特許の仕組みは使い分けていかなければいけないと考えております。つまりどのようにミドリムシを屋外で大量培養するのかという点に関しては特許にせずノウハウとして蓄積しております。
一方で、培養したミドリムシを活用して燃料にしたり、またプリン体の吸収を抑制し、尿酸値が上がりにくくなる研究成果など、バイオ燃料の抽出方法の開発、ミドリムシの培養方法とは関係ない部分については特許化を進めていき、技術的優位性を維持してまいりたいと思っております。
二点目は、ノウハウとして維持し続け外部に漏れないように細心の注意を払って取り組んでおります。具体的にどのようにミドリムシの培養方法を秘密として守っているのかについてはご回答できませんが、ここが重要であることは会社の仲間の意識教育から、ハードウエア、さまざまなあらゆる手段を講じて流出しないように取り組んでおります。
今申し上げましたとおり、ノウハウと特許を使い分けております。ノウハウを死守するためにできる努力については、あらゆるものを講じてこの秘密を守り、技術優位性を維持してまいりたいと思っております。
議案の追加(定款の事業の目的の追加)および、資産の増減に関するご質問
<出雲社長>
ありがとうございます。二つご質問をいただきました。一点目の議案の内容については、私よりご説明申し上げます。資産につきましては、担当の取締役の永田よりご回答申し上げます。
まず、一点目のご質問は16以降の「航空運送事業及び航空機使用事業」、「自動車運送事業」、「観光事業及び旅行業」についてでございます。
こちらは現時点で特段決定した事項はございません。しかし当社といたしましては、現在開発しておりますバイオデューゼル燃料とバイオジェット燃料、また、沖縄県の石垣島に生産工場と研究所があるという立地を活用し、技術実証やその先にあるビジネスについても取り組む可能性がある、ないし取り組むことができるかどうかの基礎的な調査については着手しておりますので、今回の定款変更の際に今後の可能性の選択肢を広げさせていただきたいということで付議させていただいている次第でございます。

<永田取締役>
二点目の資産の増減に関するご質問にご回答いたします。
「第10期 定時株主総会招集ご通知」の11ページ目に、『企業集団の財産及び損益の状況』、また、丸2で『当社の財産及び損益の状況』を記載させていただいております。ご質問いただきましたのは、第9期に比して、第10期の資産が減少している理由でございましたけれども、こちらに記載がありますとおり、1株当たり、および純資産、および総資産、全てにおきまして、第9から第10期は増額しております。これは当然が黒字で経営しておりますので、営業による利益の増加と、昨年市場から調達いたしました76億円分の株主資本の増加によりまして資産は増加しておりますのでご確認いただければと思います。
広告デザイン、女性取締役の登用についてのご意見、ご質問
<出雲社長>
まず、女性の仲間とも一緒に取り組んでいかなければいけないと、もっとおしゃれにしろというのは注意深くお客様のお声として真摯に耳を傾け、今後の広告、宣伝の仕方に必ず反映すべき大切なご意見として承らせていただきたく存じます。
また、私どもの会社は女性やダイバーシティについても積極的に配慮していかなければならないと思っておりますし、現状といたしましては社員数は男性と女性が2対1で、女性も比較的多く活躍できている会社ではなかろうかと思っております。よって、社内に女性の意見が全くない、反映できないなどの仕組みにはなっていないと思っておりますがより注意深く耳を傾けて取り組んでいかなければならないと思っております。
社外取締役につきましても同様に、男性、女性、日本人、外国人問わず、私どもにとって最適なご意見を頂戴できる方に適宜適切に社外取締役はお迎えしたいという気持ちを持っておりますので、そういうご縁があった時点で株主の皆様にも適切にしっかりご報告し、ご了承いただければと思っております。
ブームで終わらせないビジネスモデルについての配慮に関するご質問および、バイオ燃料が採算に乗るのかどうかというご質問
<出雲社長>
一点目のご質問について、長くお付き合いできるような素材および一時のブームで終わってしまった素材については、社内でも何回もマーケティング担当の福本を中心とし外部講師も招き、いろいろと勉強、分析をいたしました。例えば、テレビCM等で瞬く間に有名になり在庫が店頭から一時的に消えて、その数カ月後にはそもそもブームになったことすら覚えられていない、テレビCMなどがきっかけになって急激に広がった素材はなかなか長くご愛好いただけるものになりにくいのではないかという仮説が私どもにございます。メディアについてなども、打ち出し方を準備した上でミドリムシのことを少しずつ正しく知っていただかなければなりません。虫ではなく、ワカメや昆布と同じ藻の仲間であることをメディアも通じてきちんとお伝えしていくことで、浸透を図っております。
また長くご愛好いただている素材を見てみますと、イメージだけではなく、さまざまな科学的エビデンスに基づいて使用することが合理的であると示されております。特許戦略とも絡んできますが、ミドリムシをお召し上がりいただくとそれが皆様の健康にどう寄与するのかというエビデンスの裏付けがあれば、ブームにならずに定着するのではないかという観点から資金を投じて研究開発と機能性に関するエビデンスを特許化することにも力を入れております。
二つ目は、バイオ燃料について採算に乗るのかというご質問でございます。まず、私どもが2020年に目指しておりますバイオジェット燃料の実用化は、競争力のある価格で市場へ提供するという意味でございます。2020年の値段がどのような価格であったとしても、競争力のある価格で提供するためにはミドリムシを非常に安定的に大量に培養できなければなりません。そしてこの技術は実は当社のヘルスケア事業にも非常にメリットがあります。バイオ燃料用のミドリムシを安定的に培養するために様々なノウハウが社内にたまっており、こういう研究成果を積極的にシェアしております。よってバイオ燃料の研究開発を進めれば進めるほど、ヘルスケア事業の収益率が上がる副次的なメリットもございます。長期的に見ても間違いなく意味のある研究でございますので、2020年まで着実に進めさせていただければと思っている次第でございます。
販売管理費における広告宣伝費の比率に関するご質問および、ミドリムシの認知度向上施策(素材ブランド)についてのご質問
<出雲社長>
販売管理費の広告宣伝費率が今後どのように推移していくのかについて、現在粗利は一定水準確保しておりますが、まずは広告宣伝費について先行投資させていただいております。当社はこれをずっと続けることは予定しておりません。売上高に占める広告宣伝費率はミドリムシの知名度が順調に上がってきており、今後は順次低下させ利益率を高めることは2018年売上高150億円を目指す中での中期経営目標の一つとして認識しております。
なお、広告宣伝費に関する先行投資の必要性ついて一点だけ補足させていただきます。
最近ミドリムシの知名度は高まってきていると感じております。多くの方がミドリムシを知っているとお答えいただきますが、例えば、ミドリムシをお描きくださいと申し上げるとほとんどの方は虫だと誤解されていることが非常に多いと認識しております。しかし、一度ミドリムシを何かしらの商品でお召し上がりいただきますと「美味しくて、59種類も栄養素が入っているのだから、もっと早くから食べていたかった」とおっしゃっていただくことが多く、一度でも正しく知ってくださればミドリムシを何度もご説明する必要がないのです。他の様々な素材と比べてもお客様にご愛好いただける商材になると考えておりますので、直近数年間はしばらく広告宣伝費に投資し、一度でもお召し上がりいただき、年が経つごとに広告宣伝費が減っていき営業利益率が上がっていくのをお楽しみにしていただければと存じます。
配当政策と株主の皆様とのご対応についてのご質問
<出雲社長>
ミドリムシから生産するバイオ燃料で日本発の新エネルギーをつくるためには当然研究に大変な資金がかかってしまいますので、まずはその技術が実用化するまで研究開発に資金の投資させていただきたいと考えております。このような点から配当についてはしばらく無配で進めさせていただきたく思っております。
また、株主の皆様からのお声につきまして当社は他の会社とは違う感触、つまり日本で初めての新技術を実用化しなさいという激励、もう少し早く実用化を目指しなさいという叱咤を同時に頂戴しております。当社を大勢の株主様がお支えくださって12月3日に東証一部へ市場変更させていただいたこと本当に感謝しております。その上で、できる限りまず一度召し上がっていただきたいということで株主優待の割引はがきを送付させていただきました。すでにたくさんの方が定期購入されているということで、ご友人にプレゼントするときにお使いいただけているという意味でいい取組だというお声も頂戴しております。皆様の周りの方はまだ虫だと思っているのです。何とか株主の皆様も通じて多くの方にミドリムシを知っていただき、適切なタイミングで昔からご支援いただいている株主の皆様により還元できる施策も今後検討していきたいと思っておりますので、ご支援たまわればと思っている次第でございます。
配当の具体的な時期に関するご質問および、現在の株価とその推移についてのご質問
<出雲社長>
配当の時期をはっきり明示できないのは大変申し訳ございませんが、お支えいただいている株主の皆様方に適切な還元をさせていただきたいと思っておりますので、それまではご理解いただければと思います。
また、現在の株価につきましては、私から直接高い低いと申し上げる立場にはございません。しかし、大変多くの方から一定以上のご期待を頂戴しているという自覚はございますし、東京大学からスタートしたベンチャー企業として初めて東証一部に市場変更させていただいたという点で、株主の皆様から期待、応援いただいていることも承知しております。よってより多くの株主の皆様に喜んでいただける施策を今後も着実に実施してまいりたいと存じます。
バングラデシュでの『ユーグレナGENKIプログラム』に関するご質問、ご意見
<出雲社長>
『ユーグレナGENKIプログラム』は、当社および当社の趣旨にご賛同いただいているOEM先のお客様の商品が1個販売されるたびに、その売り上げの中から10円を充当していただいて、それをバングラデシュの児童たち約2,500人に給食としてミドリムシ入りのクッキーをお配りするプログラムでございます。よって売上から資金を捻出するというのではございません。
また、寄付のお申し出でや、ボランティアで一緒にお取り組みされたいなど、さまざまなアイデアやご意見をいただいているところで、どういった形が一番適切かどうかの検討含めて今後も推進していけるように取り組んでいきたいと思っております。
後発のバイオ燃料との競争状況についてのご意見ご質問および、ファミリーマート様における当社商品の販売状況についてのご質問
<出雲社長>
ほかのバイオ燃料との競争状況につきましては、日本国外で藻類からバイオ燃料を作る研究は今競争が行われていることは承知しております。
バイオ燃料を藻類から作る日本政府のプログラムについては、非常に大きいプロジェクトですので、各社がバラバラに研究開発するのではなく協議会を設立し、それぞれの技術進捗や情報のシェアなど、日本全体でチーム一丸となって藻類からバイオ燃料を作るプログラムを進めています。その協議会の中では、当社もメンバーでございますので一社単独で研究開発するのではなく、秘密情報はもちろん提供しませんが適宜さまざまな情報を交換しながら進めている状況ですので、単純に後発の企業が全てライバルとして闘っているという状況ではないことをご理解いただければと思います。
次に、ファミリーマート様の販売状況について、せっかくお越しいただいたのにもかかわらず黒糖豆乳以外の物がなかなかないということは私どもとしても本当に残念だと思っておりますし、まずお詫び申し上げなければならないと思っております。その上で、ファミリーマート様の各店舗にどういった商品を並べるかは、完全にファミリーマート様のご判断になっておりますので、当社としても定常的に陳列を行えるような働きかけを今後も続けていかなければいけないと思っております。
現状の株価からみる売上目標に対するご意見
<出雲社長>
2018年に150億円という中期経営目標に向かって、89名(連結、2014年9月末)で一生懸命取り組んでおります。一方で、より成長をという叱咤激励のお言葉を受け、300億円から500億円という一定の売上規模の値を目標として取り組んでいかないと現在の株価が説明できない状況であります。当社も株主様のご期待にお答えするために、バイオ燃料もそうですが、売上高が150億円よりも300億円のほうがさらに喜んでいただいているわけですから、本当に愛情あるご意見として実現に向けてしっかり取り組んでいきます。引き続き、ご意見、叱咤激励を頂戴できる株主様として見守っていただければと思います。本当にありがとうございます。
飲み合わせについてのご質問および、ユーグレナの色々な食品への展開に関するご意見
<出雲社長>
一点目の飲み合わせについて、個別のお客様によってお薬をお飲みになることは異なりますので、この場でどういう状況にあるのか把握しないで申し上げることはできませんが、必要な情報につきましては、当然私どものコールセンターへのお電話を頂戴してご意見を承らせていただければと思います。また同時に飲み合わせについてお客様にしっかり注意喚起をすべき点についてご理解いただいた上でご購入いただけるプロセスになるよう、分かりやすくご案内ができるようにしてまいります。
二点目は、カップラーメンその他の商品について、ユーグレナを活用すべき分野のご意見として承らせていただきます。
武田薬品工業様との包括的提携契約の今後の見通しについてのご質問および、中国での販売戦略についてのご質問
<出雲社長>
ミドリムシの独自成分であるパラミロンはβ-1,3-グルカンの重合体であり、免疫復活作用と免疫調節作用、液性免疫と細胞免疫の調節作用にポジティブに関与している可能性を示唆するエビデンスを取得しております。
こういった研究成果については契約に基づき武田薬品様と共有し、高い関心を寄せていただいている幾つかのエビデンスがございます。これらを必要に応じて優先順位を上げて取り組むことによってできるだけ早く商品として皆様にお届けしたいと考えております。よって、パラミロンの共同研究において高い関心を寄せていただいている順に実験を進め、一日も早い商品化を目指して取り組んでおります。

<福本取締役>
当社の販売戦略について日本国内以外で考えたときに、東アジアにおける販売が最も重要な販売戦略と考えており、その中でも特に中国は一番重要な国であると考えております。既に3年前から原料の登録申請の準備を進めており、2013年の12月には食品申請を日本からの原料を受理するということで、現在中国での販売環境が整っております。
その後、営業パートナーである伊藤忠商事様をはじめ、現地パートナーと共に多くの皆様に宣伝をしているところでありまして、2014年9月、10月で一定量をサンプル販売しました。今後は自社商品販売なども視野に入れ、中国にて本格販売していくということで、現地拠点も設けること含めて検討していきたいと考えている次第でございます。

ページの先頭へ戻る

このウェブサイトでは、サイト上での体験向上を目的にCookieを使用して、アクセスデータを取得・利用します。
本サイトをご利用になる場合、Cookieの使用に同意ください。
サイトのクッキー(Cookie)に関しては「プライバシーポリシー」をご覧ください。

同意する