euglena Project

44

石垣島生まれの
ユーグレナを
浸透させよ。

沖縄のさらなる地域振興に向けて

2020.03 –

継続中

新たな地域振興
「ぬちぐすいプロジェクト」始動

沖縄県八重山諸島にある石垣島は、ユーグレナ社にとって特別な土地だ。「石垣島ユーグレナ」の名の通り、ユーグレナ社で扱う微細藻類ユーグレナの生産地であり、世界で初めて食用屋外大量培養技術を確立したのも石垣島である。また、2013年からグループ会社となった八重山殖産の拠点でもある。そのため、ユーグレナ社はこれまでも石垣島でさまざまな地域貢献活動をしてきた。
「みーふぁいゆープロジェクト」と称する活動では、地元のスポーツや教育を支援。バスケットボールチーム・琉球ゴールデンキングスへのスポンサー就任や、小学校での理科実験室の開催などの活動をするなか、2020年3月、新たなプロジェクトが発足した。それが「ユーグレナ石垣ぬちぐすいプロジェクト」だ。

石垣島にビジネスで貢献したい
そんな想いで地元特産品の魅力をアピール

「ぬちぐすい」とは、沖縄の言葉で「食や自然に触れ、心もからだも元気になる」ことを表している。「ぬち」が命、「ぐすい」が薬という意味で、命の薬と言っていいほど栄養のある食べ物を指すときに使われるようだ。

本プロジェクトは、まさに命の薬となるくらい栄養価の高い石垣島ユーグレナを、石垣島の土産物に取り入れ、観光客にPRしていこうという試みである。
以前より行っていた石垣地域での振興活動「みーふぁいゆープロジェクト」が地域活動の支援という面が強かったのに対し、こちらのプロジェクトはビジネスを通して地元へ貢献することを目指している。石垣島ユーグレナやヤエヤマクロレラを、沖縄県産の健康素材として、県内はもちろん県外の方にも広く認知してもらい、実際にそれらを使用した商品を食べて健康になってもらうことがプロジェクトの目標だ。
この「ぬちぐすいプロジェクト」の担当に就任したのが、金城だ。

「私は、2015年にグループ企業の八重山殖産に入社しました。その後ユーグレナ社に出向し、2019年から石垣島ユーグレナやヤエヤマクロレラの営業を担当することになりました。主に島内の飲食店向けにユーグレナ社の原料を使用したメニュー開発をご提案していたんですが、社内でこれを地域振興と結び付けられないかという話が出たので、ユーグレナ社からは原料の特長をご説明し、お客様のほうでそれらを取り入れた商品企画や販売をするという形で、2020年3月にプロジェクトとして発足しました。」と金城は話す。

コロナ禍とともに始まった
プロジェクト第一弾
営業活動がほとんど中止に

プロジェクトの第一弾商品として予定していたのが、石垣島ユーグレナやヤエヤマクロレラを用いたジェラート、モナカだ。その後もビールや泡盛などの酒類や、そばなどを続々リリースする予定だった。
しかし、第一弾商品を発表した矢先、新型コロナウィルスが流行。金城が計画していたさまざまな活動が、すべてストップとなった。

第一弾のコラボ商品(イメージ)

「営業したくても、どのお店も企業もコロナの対応で手がいっぱいで。ただでさえ大変な状況なのに、新しい商品開発をしませんか、という提案をするのは憚られました。また、もちろん普通のコミュニケーション同様、沖縄でも対面で話すことをとても大切にする文化なので、オンラインでの営業もなかなか難しかったですね」

コロナ禍でオンラインの普及が急速に広がったが、それでも対面でのコミュニケーションに重きを置く人は多い。特に沖縄では、人とのつながりが非常に重視される地域性もあるという。縦横の関係が地元の商売のやりやすさにつながるため、金城もそんな地域特性に助けられる場面が多かった分、コロナ禍における対面での営業ができなくなったのは大きな痛手だった。

「ユーグレナの名前をご存じだったとしても、その特長や売りになるポイントは全然知られていないんです。それを丁寧に説明することで、商品企画に反映していただけるんですが、これは対面でないと難しく、その点が一番苦労しました」と金城は振り返る。

より多くの方に届けたい
石垣島から沖縄全島へ対象を拡大

ぬちぐすいプロジェクトは石垣島の地域振興のために発足したプロジェクトだったが、翌2021年には沖縄県全土に対象を拡大し、第二弾のリリースが発表された。
「コロナの影響で石垣島はもちろん、沖縄県への観光客が激減しました。そこで、島内だけでなく、沖縄全土の地域振興に寄与するために、対象を拡大することにしました。」

石垣島は人口約5万人で、コロナ前は約130万人の観光客が来ていた。沖縄本島まで見てみると、観光客の数は約1000万人にも上る。沖縄本島へ対象を広げることで、少しでも営業対象を増やしたいというねらいであった。
変わらずコロナ禍での営業活動は難航していたが、既存のお客様からの紹介などをたどって、少しずつ話を聞いてくれる企業が見つかったという。

「つながりが重要な地域というだけあって、紹介をきっかけに前向きに検討してくださるお客様がいらっしゃったのは救いでした。また、このプロジェクトに前向きな方は一様に、石垣島ユーグレナの将来性に期待してくださっていて、『この素材は将来的にもっと普及するだろうから、今のうちにやりたいんだ』と言ってくださるんです」

ユーグレナジェラートを持つ金城(写真右)

金城は両親ともに沖縄県出身、しかも母親は石垣島の出身だ。金城自身は東京で育ったものの、その苗字と出自が地元の方との会話のきっかけになることもあったという。
「沖縄は、一度仲間の枠の中に入れていただくと、すごく受け入れてもらいやすいんです。石垣島ユーグレナを用いたお土産というのは、まだヒット商品としての実績があるわけではないため、営業としてはアピールしにくいのですが、『コロナが明けたらまた忙しくなるから、今は準備期間だ』といって商品企画をされる方もいて、その前向きさに励まされましたね」

金城のひたむきな営業活動により、2022年11月には第三弾がリリースされた。石垣牛のハンバーガー、石垣島特産のパインアップル「ティダパイン®」のジュースなど石垣島ブランドを始め、地元卓球チーム「アスティーダ」とのコラボレーション、石垣島の土産として開発されたわらび餅と、バラエティに富んだラインナップだ。

目指すは石垣島ユーグレナが
沖縄県民の健康を支える存在になること

開始とともに大きな壁にぶち当たったプロジェクトだったが、金城は前向きだ。

「今後は石垣島ユーグレナ、ヤエヤマクロレラを沖縄の特産品として広く認識してもらうことが目標です。沖縄にはパインやマンゴー、シークワーサーなどさまざまな特産品がありますが、石垣島ユーグレナやヤエヤマクロレラもその中の一つとして挙げられるぐらいメジャーな存在にしていきたいです。そしてゆくゆくは全国放送のバラエティ番組などで、『沖縄県民は緑の食べ物(ユーグレナ・クロレラ)を食べているから健康だ!』と紹介されるぐらい浸透させることが夢です!」

ユーグレナは、今はまだ健康意識の高い人が選ぶものというイメージがあるかもしれない。しかし、ユーグレナが店舗で当たり前に手に入り、食卓にはいつも常備されている風景が、金城には見えているのだろう。バラエティ番組で沖縄県民からユーグレナの名前が出る日を心待ちにしたい。

2022年12月掲出

euglena Data

~ユーグレナ石垣ぬちぐすいプロジェクト~

詳細はこちら

登場人物

ユーグレナヘルスケアカンパニー
素材・海外事業部
サステナブル石垣・沖縄事業推進課
金城 優翔

2018年10月に八重山殖産より出向。
特命担当室、営業部素材・海外営業二課を経て2022年1月より現職に。
「弊社ユーグレナ・クロレラ素材の故郷ともいえる沖縄・石垣島からユーグレナを広げていく取り組みを行っております。沖縄だからこそできること、沖縄じゃないとできないことを考え抜いて、地域に貢献できればと思っています。
『ユーグレナをといえば沖縄!』と皆さんに認識して頂けるよう精進して参ります。」

euglena Projects

vol.00

バングラデシュの子どもたちを
救う素材を探せ。

vol.01

誰もなし得ていない、ミドリムシの
屋外大量培養技術を確立せよ。

vol.02

ミドリムシを
300億円市場に育て上げよ。

vol.03

バングラデシュの
全ての小学校に給食を。

vol.04

煙突から排出されるCO2
ミドリムシを培養せよ。

vol.05

ミドリムシの化粧品事業を
立ち上げよ。

vol.06

日本初のバイオジェット燃料
製造プラントを建設せよ。

vol.07

「ミドリムシ」の名前を
武器にせよ。

vol.08

中国にミドリムシを
普及せよ。

vol.09

スーパーユーグレナを
獲得せよ。

vol.10

バングラデシュの
貧困問題を
緑豆事業で解決せよ。

vol.11

ミドリムシでタケダと
新商品を開発せよ。

vol.12

下水処理場の下水を活用し、
ミドリムシを培養せよ。

vol.13

ユーグレナの仲間の
「行動指針」を作成せよ。

vol.14

日本独自の技術で、
ミドリムシを培養せよ。

vol.15

仲間がより働きやすい
オフィスを追求せよ。

vol.16

ゆーぐりん保育園を
オフィスに併設せよ。

vol.17

ミドリムシで石垣島の
地域活性化に貢献せよ。

vol.18

ミドリムシの認知度を上げる
新商品を共同開発せよ

vol.19

ミドリムシのカフェを
石垣島で開店せよ。

vol.20

ミドリムシを飼料にして
比内地鶏を育成せよ。

vol.21

ミドリムシ入りディーゼル燃料を
いすゞ自動車と共同で実用化せよ。

vol.22

ミドリムシを使った
バイオ燃料を生産せよ。

vol.23

研究系ベンチャーを
ヒト、モノ、カネで支える
新しいファンドを確立せよ。

©2018 MELTIN MMI

vol.24

ミドリムシとクロレラで世界初の
ASC-MSC藻類認証を取得せよ。

vol.25

グループ企業との
シナジーを構築せよ。

vol.26

新しい仲間と、
遺伝子レベルで人を健康にせよ。

vol.27

自由が丘と
ミドリムシを普及せよ。

vol.28

ミドリムシサプリメントの
加工工場を立ち上げよ。

vol.29

理科のチカラで石垣島の
地域活性に貢献せよ。

vol.30

新しいミドリムシの
基幹化粧品を開発せよ。

vol.31

ロヒンギャ難民の
食料問題解決に貢献せよ。

vol.32

ミドリムシ由来の美容成分を
研究解明せよ。

vol.33

学生のチャレンジを応援!
通年採用を開始せよ。

vol.34

ミドリムシとクロレラで
ハラール認証を取得せよ。

vol.35

健康寿命を伸ばすミドリムシの
可能性を発見せよ。

vol.36

竹富島のクルマエビ養殖事業を
発展させよ。

vol.37

「G20軽井沢」にてユーグレナバイオディーゼル燃料で自動車を走らせよ。

vol.38

石垣島ユーグレナの魅力を伝えるキャラクターを企画せよ。

vol.39

CFO(最高未来責任者)を募集・選考せよ。

vol.40

国産カラハリスイカを
栽培せよ。

vol.41

日本初となる「バーチャルオンリー
株主総会」を開催せよ。

vol.42

次世代バイオディーゼル燃料を
普及させよ。

vol.43

コーポレート・
アイデンティティを刷新せよ。

vol.44

石垣島生まれの
ユーグレナを浸透させよ。

vol.45

ユーグレナ由来の
肥料研究を加速させよ。