ユーグレナ社創業のきっかけとなった地、バングラデシュ。ユーグレナ社では、仲間※1がバングラデシュへ行き、現地事業の一部を実際に体験する研修訪問を2019年に開始しました。新型コロナウイルス感染症の影響により、約3年間実施できずにいましたが、ようやく2022年から再開することができました。
再開後2回目となる今回は、2023年1月14日~19日に実施された4泊5日のバングラデシュ研修訪問についてお届けします。普段の業務では直接バングラデシュと関わることが少ない仲間たちが、現地で何を見て、聞き、話し、そして感じたのかをお届けします。
※1 ユーグレナ・グループでは、同じ志を持った社員のことを「仲間」と呼んでいます。

最終編は、「ユーグレナGENKIプログラム」の対象校でユーグレナクッキーの配布活動を行いました。また、ユーグレナクッキーの製造工場を訪問したり、バングラデシュの現地NGO「エクマットラ」が実施している青空教室に参加してきました。子どもたちの置かれた状況や現実に触れ、彼らは何を感じ、考えたのでしょうか?
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行程⑦:「ユーグレナGENKIプログラム」対象校を訪問~スラム街を訪問

この日宿泊したホテルは大通りから離れていたためか喧騒も聞こえず、さらにこの研修期間の中で最も蚊が少なかったため快適に眠れました。翌朝は8:00から「ユーグレナGENKIプログラム」対象校へ向かいます。

快眠できた部屋

1校目のGENKIプログラム対象校を訪問

1校目はフランスの団体が支援する、街中のビルにあるMaer Achor校を訪問しました 。バングラデシュ国内に150万人もいるとされるストリートチルドレンの保護、教育を目的として活動をしている学校です。総勢284名の子どもたちを支援していて、そのうち84名は住まいもないため宿泊場所も提供しているとのことです。

刺繍やパソコンを学ぶ子どもたち

ストリートチルドレンだった時は、路上で物乞いをしていたであろう子どもたちが、今では明るく、楽しく、前向きに勉強や職業訓練に取り組んでいる様子を見て感銘を受けました。訓練内容は、パソコンや裁縫、音楽など多岐にわたり、年長者が年少者にしっかり教えていることにも驚きました。訪問の中で、子どもたちが自らの生い立ちを発表してくれる場面がありました。以下の写真左上の黒い服を着た男の子は、母親と二人で路上生活をしていたところ、ある朝突然母親がいなくなり、そこからずっと一人で物乞いをして生活をしていたところを保護されて、この学校に入学したといいます。私たちからするとあまりにも過酷な体験を淡々と話す男の子の姿を見ながら胸が締め付けられ、全員言葉を無くしていました。

子どもたちの過酷な生い立ちを聞く
(左端の黒い洋服の男の子が自らの過酷な生い立ちを淡々と話す姿を見て、全員言葉を無くしました。)

その後、彼らに直接GENKIプログラムのユーグレナクッキーを渡すことができ、子どもたちにクッキーの感想を聞くことができました。子どもたちは「毎日ユーグレナクッキーを食べるのが楽しみ」、「どの味もおいしい!」など感想を教えてくれて、自分たちの日本での活動がGENKIプログラムにつながり、バングラデシュの子どもたちの健康に貢献できているのだと実感できたとともに、これまで以上に自分の業務に対して誇りを持ち、俄然やる気が湧いてきました。GENKIプログラムの各対象校にこまめに訪問してサポートをしているグラミンユーグレナ社※2の仲間の皆にも感謝の気持ちでいっぱいです。

※2 ユーグレナ社と2006年ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士が設立したグラミンクリシ財団が運営する現地合弁企業

子どもたちに直接ユーグレナクッキーを渡せた

その後、子どもたちが歓迎の意を込めてダンスや演劇、ポエムの朗読などを披露してくれました。みんなこの日のために一生懸命練習や準備をしてくれたことがすごく伝わり、彼らのおもてなしに感動しました。この学校にいる子どもたちは全員ストリートチルドレンの時代があり、「明日のことを考える余裕もない」生活をしていた子どもたちです。それぞれ辛い過去があったかとは思いますが、今は仲間と協力して「未来」のために日々勉強や職業訓練に励み、一生懸命取り組む姿に勇気をもらいました。

演劇やダンスを披露してくれる子どもたち
子どもたちとの集合写真

2校目のGENKIプログラム対象校を訪問

2校目はスラム街にあるCharity Right校へ訪問しました。

スラム街入口の様子

学校へ向かうためメインストリートから一本入ったスラム街を通りました。一本入るだけで景観は一変し、道は舗装されておらず、地面が少し低くなっているため雨季には浸水してしまうため、水浸しで生活しているとのことです。スラム街には治安の悪いイメージを持っていましたが、みんなフレンドリーで好奇心旺盛でした。私からすると、彼らの生活状況はとても大変のように見えますが、彼らは生まれた時からこの境遇で、明るく、楽しく、前向きに生きているように見えました。スラム街で会う人たちはみんな私たちに興味津々で、学校までの道中、歩けば歩くほど人が集まってきました。最後にはたくさんの仲間を連れて歩いている感じにも見えました。笑

スラム街の青年たちと
スラム街を歩いているとどんどん人が集まってきた

スラム街を奥へ奥へと10分ほど歩くと学校があり、子どもたちが出迎えてくれました。日本語でのメッセージを書いてくれていて、とても嬉しかったです。Charity Right校では英語などを勉強している子どもたちにユーグレナクッキーを手渡ししました。

出迎えてくれる子どもたち
子どもたちは日本の絵を描いて迎えてくれた(左)クッキー好きな人~?はい!と手を上げる子どもたち(右)
贈呈した色鮮やかなロケット鉛筆を喜んでくれ、その後ダンスをお披露目してくれました

この学校の子どもたちも、私たちを迎え入れてくれるためにたくさんの絵を描いて準備していたことに感激しました。またお礼のダンスもとてもキュートでした。「運動よりも勉強が好き!」という子どもがたくさんいたことにも驚きました。多くの子どもたちが好奇心旺盛で元気いっぱいで、こういった学校でもGENKIプログラを通して子どもたちの健康づくりに貢献できていることを実感できました。
また、継続してユーグレナクッキーが配布されていることで子どもたちの出席率が向上しているそうで、継続することが大事なのだと実態をもって改めて理解できました。同時に、「この取り組みを途中でやめるわけにはいかない。ユーグレナ社の活動を通して、バングラデシュの子どもたちの栄養問題を解決させるまで絶対に続ける。」と決意を新たにした瞬間でした。

スラム街のお宅を訪問

その後、スラム街のお宅を一軒訪問する機会をいただきました。第1編で紹介したコックスバザールのロヒンギャ難民キャンプで訪れた家よりもはるかに狭い空間に6人で暮らしているとのことです。

訪問したスラム街のお宅
非常にせまい空間に6人で暮らしていて、寝る場所以外にスペースはない

電気、水道費込みで1ヵ月1,500タカ※3(約1,900円)ほどの家賃で、ご主人の日給500タカ(約630円)の日雇いの仕事で生活しているそうです。井戸水で洗濯をし、トイレは屋根なしで下水は垂れ流し状態。垂れ流し先の川は黒く濁って悪臭を放っているため、現地では「黒い水のスラム」と呼ばれているそうです。そんな劣悪な環境のなかで牛や鶏を育て、そしてそれを食べて生活していることを考えると、食育や衛生教育の重要性を改めて実感しました。同時に、子どもたちの健康状態を支えるGENKIプログラムの意義についても再認識できました。その後は来た道をリキシャ(三輪タクシー)で引き返しランチの場へと向かいました。

※3 タカはバングラデシュの通貨単位。1タカは1.27円(2023年1月現在)

凸凹地面のスラム街をリキシャで移動する経験をさせてもらった

バングラデシュの日本食レストラン(ラーメン店)で昼食

スラム街訪問後は、駐在員の癒しの場で知られる日本食レストラン匠に訪問しました。グラミンユーグレナ社の仲間として現地に駐在している日本人メンバーおすすめのラーメンを注文しましたが、これがめちゃくちゃおいしかったです。ユーグレナ社のオフィスがある東京にお店ができたら通いたいくらい美味しいラーメンに、まさか異国の地であるバングラデシュで出会えるとは思ってもいませんでした。

仲間皆大絶賛のラーメン 980タカ(約1,260円)

その後、買い物スポットを複数まわり、各々ショッピングを楽しみました。
夜は日本食レストラン「和の心ながさき」に行きました。前回11月に実施した研修訪問参加メンバーもお世話になったレストランで、今回は1月ということでおせち料理や日本食をご用意いただきました。味はもちろん絶品で、そこにママの人柄も相まって、多くの日本人駐在員が虜になる理由がよくわかる素敵な時間を過ごすことができました。おいしく幸せな気持ちのまま4日目を終えました。

おせち料理。どれも絶品でした  
  ママと一緒に記念写真

行程⑧:ナビスコ社の製造工場を訪問

翌日は、「ユーグレナGENKIプログラム」で子どもたちに配布しているユーグレナクッキーを製造しているナビスコ社の製造工場へ向かいました。ナビスコ社は70年の歴史を誇るバングラデシュの老舗工場で、バングラデシュ国内のお菓子の売上で常に上位に入っているそうです。日本や米国のナビスコ社とは別の会社で(創業も二国のナビスコ社より前)、現在シフト制で約900名が働いています。一階は製造がメインで力仕事が多いため男性が、2階は梱包などがメインのため女性が働いています。取扱商品数は飴なども含めて30〜40種類のアイテムを製造しているとのことでした。製造工場では原料を混ぜる工程から焼かれて梱包されるまでの工程まで、子細に見学させていただきました。
もともとWFPが食料支援として配布している栄養クッキーなどの製造にも関わったことがあるそうで、ユーグレナ社との取り組みで貧困層への支援が再びできることを非常に光栄に思っていると仰っていました。製造から配送までを一括で請け負ってくださっていることに感謝の気持ちが溢れたと同時に、これまで関係構築に努めてきたグラミンユーグレナ社の仲間に改めて感謝と尊敬の気持ちが強くなりました。現在、GENKIプログラムでは毎日1万人の子どもたちにユーグレナクッキーを配布しています。この活動は、ユーグレナ・グループの全商品とパートナー企業のプログラム対象商品の売上の一部を充てることで運営しています。より多くの子どもたちに届けるためには、私たち日本にいるユーグレナ社のメンバーがしっかりと利益を作ることが必須となります。営業担当としてフロントに立つ身として、より一層販路拡大や利益拡大を目指すことを決意しました。

焼かれているユーグレナクッキー(左)。焼かれた後、袋に小分けにされる(右)
工場見学時の集合写真

ユーグレナクッキーには現在4種類の味があります。プログラム開始当初は1種類の味のみの製造だったのですが、子どもたちから受けた要望をグラミンユーグレナ社の仲間がまとめ、ナビスコ社の皆さんがそれを形にしてくださり、味変更や改良を重ね、現在の4種類ができているとのことです。最後にたくさんのクッキーをお土産にいただきました。私たちからは、日本の「ナビスコ社」のクッキーをお土産として渡したところ、非常に喜んでくださり、私たちが嬉しくなりました。今回、ナビスコ社のみなさまが私たちと同様にGENKIプログラムに対して誇りをもち、同じ気持ちでクッキー製造に関わってくださっていることを知ることができたのは一番の収穫でした。素晴らしいことだな感じると同時に、「GENKIプログラムは何があっても継続させるべきだし、より多くの子どもに届けなければいけない」と一層気が引き締まりました。

行程⑨:エクマットラの渡辺さんご夫妻と合流~エクマットラの青空教室を視察

ナビスコ社の製造工場を後にした私たちは、旧市街地のオールドダッカに移動し、バングラデシュの現地NGO「エクマットラ」の共同代表を務める日本人の渡辺大樹(わたなべ・ひろき)さんとパートナーの麻恵(まえ)さんと合流し、現地で評判のビリヤニ※4屋さんにてランチをいただきました。

※4 スパイスとお肉の炊き込みご飯のような料理で、バングラデシュやインドなどその周辺国で広く親しまれている

20年間バングラデシュで活動する渡辺さんご夫妻に素手で食べる方法を伝授いただき、美味しい3種のビリヤニや、ベジタリアン向けのビリヤニであるテハリをいただきました。どれもとても美味しく、手で食べるのに苦戦しつつもついつい食べ過ぎてしまいました。

みんな手で食べるのに苦戦

エクマットラは「路上で生まれ育った環境を逆手にとった アッと驚く次世代リーダーを育成するバングラデシュの現地NGO」で、ストリートチルドレンたちに青空教室などを実施し、そこで慣れてきた子どもたちをレスキューセンターで預かって規則正しい共同生活を体験させて心とからだを慣れさせる取り組みをしています。そして、最終的には「エクマットラアカデミー」で初等教育から高等教育、専門技術や文化教育を受け次世代リーダー育成につなげる活動を実施しています。今回、私たちは青空教室を体験する機会をいただきました。(前回実施の訪問研修にて「エクマットラアカデミー」へ訪問させていただいたので、その時の訪問記もどうぞご覧ください!)
青空教室に向かう途中、車やリキシャが大量に行き交う大通りの交差点のど真ん中に子どもたちがいて、そのことに気付いた渡辺さんはすぐに近寄って話しかけにいきました。彼らはなんとシンナーを吸っている真っ最中でした。

ビニール袋に接着剤をいれてシンナーを吸う子ども

ストリートチルドレンの多くは空腹を満たすために接着剤などを袋にいれてシンナーを吸ってしまっているとのことです。子どもたちの中にいた1人は、元々エクマットラのレスキューセンターで共同生活をしていたのですが、仲間との喧嘩がきっかけでその場に居づらくなり、路上生活に戻ってシンナーに手を染めてしまったとのことでした。バングラデシュでは、1回50タカ(約64円)くらいでシンナーが手に入るらしく、子どもでも気軽に手を出せてしまうそうです。シンナーに手を出す前にエクマットラで保護できればいいのですが、現状はエクマットラ内の宿泊施設が、助けが必要な子どもたちの数に足りていないため、夜は路上で寝ることもあり、ほんの小さなきっかけでストリートチルドレンの時の犯罪に手を染めてしまうケースも多いといいます。今後、宿泊施設づくりも着手していくとのことでしたが、今回渡辺さんと出会えた子どものように、些細な喧嘩などがきっかけでエクマットラから離れて路上生活に逆戻りしてしまうケースも多いそうです。

一方エクマットラでの活動を経て、自分自身で生計を立てられるようになった子どもにも会うことができました。スナックや水を1個6タカで仕入れて持ち歩きながら10タカで路上販売するビジネスで、100本前後販売すると1日400タカ(約510円)の利益を出すことができます。この方法で例えば5,000タカ貯めることができれば、屋台を購入でき、そこで卵を販売したり、商店を開くことで、より規模のある小売りビジネスへ広げられることができたりするそうです。文字にすると簡単そうに見えますが、「物を仕入れて、消費者に提供する」という小売りビジネスの根本の中の根本を一人で行うのですから、その大変さは想像に難くないことでしょう。加えて、店頭販売のような方法ではなく、自分自身で持ち歩きながら販売するので、体力面でもタフさが求められることは販売している様子を目にして容易に想像できました。

スナックや水を持ち歩いて、大型バスの乗客などへ販売する少年

1日で100個売れたら上出来といわれるところ、エクマットラに通っていたその子どもは、なんと、1日150個の販売に成功していたのです。どのバスや人が買ってくれそうかをしっかりと観察し、それぞれの人への声がけやタイミング、愛嬌振る舞いなども工夫することで大きな売上をあげているようです。まさに成果を出す営業の鏡だなと、営業職である私の仕事にも通ずるものがありました。
他にも、アヒルの卵を販売してその道45年の店主もいて、彼は1日100個〜150個のゆで卵を販売して生計をたてていました。また別の子どもは、父親と交代で朝6時〜17時くらいまでタバコや葉巻を販売していました。利益は1日600タカ(約760円)程度とのことです。エクマットラでしっかりと学んで、まさにエクマットラが目指す「路上で生まれ育った環境を逆手にとった アッと驚く次世代リーダー」がどんどん増えていけばいいなと強く思いました。エクマットラでは、今回出会ったような路上販売をしている子どもたちにもユーグレナクッキーを配布いただいていて、石垣島ユーグレナの栄養が彼らの健康の支えになっていることが誇りに思えました。その後、その子どもたちのあそび場となっている公園を訪れ、短い時間でしたが彼らと一緒にサッカーを楽しむことができました。子どもたちのオリジナルなルールで勝手が分からない私たちでしたが笑、日ごろ路上で働いている様子とはまた違った楽しそうな子どもらしい一面を垣間見ることができてよかったです。

その後、青空教室へと向かいます。
今回訪問した青空教室は、ダッカの街中にあるスタジアム周辺の路上で、脳トレのようなアイテムで子どもたちと一緒に遊びました。もともとは勉強をやっていたそうですが、勉強だとすぐに飽きてしまって続かないので、ミニゲームなどを用意するようにしたとのことです。

子どもたちと一緒にミニゲーム楽しみました
青空教室の子どもたちと見物にきた現地の方々と記念撮影

たった数時間ではありましたが渡辺さんご夫妻のバングラデシュの子どもたちを取り巻く問題解決への熱意、エネルギーに圧倒されました。お二人ともベンガル語(バングラデシュの言語)は堪能で、覚悟を決めてこの地にきて活動している姿に感銘を受けました。このように草の根活動でバングラデシュの子どもたちの自立を促すエクマットラとともにGENKIプログラムを通してバングラデシュの子どもたちの健康問題解決に向けて取り組めていることは光栄です。

ユーグレナ入りふりかけ「Rice Bondhu」の発見

夕食の前に地元のスーパーに行くと、ユーグレナ入りふりかけ「Rice Bondhu(ライス・ボンドゥ)」を発見しました!自分たちが関わる製品を実際に店頭で目にするのは嬉しいですね。その喜びは日本でもバングラデシュでも変わりません。

現地のスーパーでユーグレナ入りふりかけ「Rice Bondhu」を発見!

最後の晩餐はユーグレナ社の仲間がバングラデシュへ出張する際に宿泊する施設で、仲間特製の鳥鍋をいただきました。本当に身も心も温まる最高の味でした。今回の旅の思い出話やエクマットラのお話など、貴重なお話を聞きながら素敵な時間を過ごすことができました。

最後の晩餐(ユーグレナの仲間ファミリーと渡辺さんご夫妻と)

その後は帰国に向けてダッカの空港に向かい、深夜便で成田空港への帰路につきました。バングラデシュへの到着時同様、いつ来てもダッカの空港は賑わっていました。

夜中でもにぎやかなダッカ空港

最後に

今回のバングラデシュ研修訪問では、ただバングラデシュに行くだけでは経験できない体験をたくさん経験させていただき、本当に濃密な時間を過ごすことができました。ロヒンギャ難民キャンプ、GENKIプログラム対象校、スラム街、ユーグレナクッキーの製造工場等への訪問、ユヌス博士との未来について会談させていただく時間、ストリートチルドレンとの交流など、すべてにおいて簡単に言葉では言い表せない貴重な経験をすることができ、間違いなく一生の財産となりました。この経験をまずは日本の仲間に伝え、そして、営業職に立つ者としてGENKIプログラムに貢献できるように、より一層売上を伸ばしていくのはもちろん、そのほかバングラデシュのためにできることは積極的に行動していこうと強く思いました。
今回の研修訪問に関わってくださったすべての皆さまに心から感謝します。本当にありがとうございました!