ユーグレナ社創業のきっかけとなった地、バングラデシュ。ユーグレナ社では、仲間※1がバングラデシュへ行き、現地事業の一部を実際に体験する研修訪問を2019年に開始しました。新型コロナウイルス感染症の影響により、約3年間実施できずにいましたが、ようやく2022年に再開することができました。
今回は2022年11月11日~15日に実施された3泊5日のバングラデシュ研修訪問についてお届けします。普段の業務では直接バングラデシュと関わることが少ない仲間が、現地で何を見て、聞き、話し、そして感じたのかをお届けします。
※1 ユーグレナグループでは、同じ志を持った社員のことを「仲間」と呼んでいます。

行程①:成田を出発~ダッカ空港に到着

まず今回の研修に参加した仲間たちは、お昼前に成田空港を出発し、シンガポール経由で15時間のフライトを経て現地時間23:00ごろダッカ空港に到着しました。入国審査に1時間以上かかりようやく到着口を出ると、出迎えてくれたグラミンユーグレナ※2のメンバーの笑顔があり、みんなで再会を喜びました。

バングラデシュの首都ダッカは深夜にもかかわらず空港のまわりはとても賑やか。出迎えの人と車でごった返し、空港のフェンスの外にも非常にたくさんの人が集まって、空港から出てくる人たちを見ていました。
「いよいよバングラデシュに来たぞ」という気持ちが高まり、疲れも吹っ飛んだ・・・はずでしたが、ホテルに到着し一息つくと、あっという間に眠ってしまいました。

※2 ユーグレナ社と2006年ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士が設立したグラミンクリシ財団が運営する現地合弁企業

グラミンユーグレナの仲間に会えて、ほっとしている様子。 一番左がグラミンユーグレナのNaheed(ナヒード)さん
グラミンユーグレナの仲間に会えて、ほっとしている様子
一番左がグラミンユーグレナのNaheed(ナヒード)さん

行程②:エクマットラアカデミーへ出発

ホテルでの朝食後、エントランスでみんなと合流。
この日は、生まれた環境をひっくり返す次世代のリーダー育成のプラットフォーム、「エクマットラアカデミー」へ向かいます。「エクマットラアカデミー」はバングラデシュの北部、マイメイシン管区にあり、首都ダッカから車で5時間かかります。

バスの中ではグラミンユーグレナの仲間とともにお互いの自己紹介がはじまる
バスの中ではグラミンユーグレナの仲間とともにお互いの自己紹介がはじまる

「エクマットラアカデミー」とは、日本人の渡辺大樹(わたなべ・ひろき)さんが共同代表を務めるバングラデシュの現地NGO「エクマットラ」によって設立されました。元ストリートチルドレンの子どもたちが「社会がアッと驚く次世代のリーダー」として、人間力溢れる人となって社会に羽ばたいていくために、高等教育や専門技術、文化教育を提供する、大自然の中にある全寮制の育成センターです。

エクマットラアカデミーに到着!

「エクマットラアカデミー」に到着すると、アカデミーで暮らす子どもたちが全員で出迎えてくれました。小さなオレンジ色の花を手に持って、私たちにプレゼントしてくれました。アカデミーの敷地は約3.4エーカー(野球のグラウンドくらい)あり、とても広くて自然豊かな環境の中にあります。

子どもたちが出迎えてくれた。快晴の空のもと、自然豊かで美しいアカデミー
子どもたちが出迎えてくれた。快晴の空のもと、自然豊かで美しいアカデミー
子どもたちの笑顔に、自然と笑顔になる仲間たち
子どもたちの笑顔に、自然と笑顔になる仲間たち
子どもたちと一緒に (後列左から2番目の女性はエクマットラ ハンディクラフト部門代表の渡辺麻恵さん)
子どもたちと一緒に
(後列左から2番目の女性はエクマットラ ハンディクラフト部門代表の渡辺麻恵さん)

楽しみにしていた子どもたちと一緒の食事。しかし手での食事に悪戦苦闘

「エクマットラアカデミー」では、子どもたちと一緒にバングラデシュの伝統料理であるベンガル料理をいただきました。もちろん、カレーは手で食べるのがバングラデシュ流。しかし、これが思った以上に難しい!親指と人差し指・中指の三本を使ってご飯とカレーをギュッと固めてつまみ、口元に持っていくと同時に、親指の爪側を使って、口の中に押し込むんだと、教えてもらいました。
苦戦している私たちをよそに、バングラデシュ事業を担当し、今回の研修に同行してくれている仲間たちは慣れた手つきで食べ進めていたので、以前からこういった食事に慣れているのかと思い「さすがですね」と声をかけると「まだ(手で食べるのは)4日目ですけどね」とのこと!(驚)

食事の様子
食事の様子
カレーの付け合わせはキュウリとライム
カレーの付け合わせはキュウリとライム

エクマットラアカデミー内のさまざまな取り組み

食事後は、アカデミーの中を案内してもらい、図書室、IT研修室、工房などを見せていただきました。
バングラデシュには図書室がない学校も多いと聞いていましたが、アカデミーには小さい図書室がありました。「エクマットラアカデミー」の渡辺麻恵(わたなべ・まえ)さんによると、本を読むことはもちろんだが、例えばケンカをしてしまった子どもが一人になりたくてここに来ることもあるとか。そのようなスペースがあることは良いことであるし、そっと見守る大人がいる、そういった環境があることも、素晴らしいと感じました。
また、IT研修室もあり、日本の学校くらい設備が整っていました。コンピューター入門レベルから、グラフィックデザインまで、年齢やレベルに合わせて技術を習得するための教室なのだそうです。

さらに工房では、主に「キラキラペン」を制作し、日本に向けて販売もおこなっているとのこと。実は以前ユーグレナ・オンラインでも購入できた時期もあり、私自身も持っているので、実際に作っている女性たちに会えてとても感慨深かったです。
新たな商品として、バングラデシュのジュート(黄麻)を使った「ドリームキャッチャー」も試作中でした。

図書室
図書室
IT研修室
IT研修室
工房で働く女性たち
工房で働く女性たち
ユーグレナ・オンラインで販売していた「キラキラペン」 ※現在は販売終了
ユーグレナ・オンラインで販売していた「キラキラペン」
※現在は販売終了

第2編に続く >