~バングラデシュからの「ユーグレナGENKIプログラム」レポート~


2020年7月の活動報告
~新たな協賛パートナー企業の参加(その2)~

株式会社ユーグレナ
海外事業開発部 / バングラデシュ事務所

今期(2019年10月~2020年9月)のユーグレナクッキー配布目標210万食に対し、7月までに約116万食(進捗率:55.2%)を配布しました。

1.新たな協賛パートナー企業の参加(その2)

前月レポートではGENKIプログラムの新たな協賛パートナー企業2社をご紹介しましたが、新たに2020年7月よりテクノエイト株式会社に参加いただくこととなりました。
 テクノエイト株式会社は、人と環境にやさしい美容スタイルをサポートする美容メーカーです。GENKIプログラムへの協賛開始に際して、同社代表取締役社長の森様より以下コメントを頂きました。
「ユーグレナを配合した弊社最初の商品は、生活スタイルが不規則な美容師の方々に手軽に栄養を補給して欲しいとの想いを込めて開発した機能性飲料『グリーングリーン』(2012年発売)でした。その後、現代人を取り巻く環境や健康をより意識した商品にパワーアップすべく企画検討を重ね、従来品をベースにユーグレナ配合量を増量し新成分を追加した新商品『グリーンスタンダード』を今年9月に発売することとしました。ユーグレナ社の環境・社会問題に対する取り組みの一部は以前より存じておりましたが、企業のSDGsへの取り組みも重要視されている昨今、弊社としても製品を通じて何か支援に繋がることは出来ないかと感じていたところ、GENKIプログラムの存在を知りました。内容を詳しく調べてみると小さな援助で大きな社会貢献に繋がることに共感を覚え、是非ともこのプログラムに参加したいとの思いが募り、この新商品発売に合わせて協賛を決定しました。GENKIプログラムが今後益々たくさんの人に知れ渡ることで、『グリーンスタンダード』のブランディングにも繋がり、お客様の手に取っていただく機会も増え、ひいては健康的な身体作りや意識も向上することを願っています。その結果として、一人でも多くのバングラデシュの子どもたちの支援にもなるという良い相乗効果が生まれれば幸いです。」
 これで協賛パートナー企業は合計6社となりました。今後もパートナー企業の皆さまのご支援とともに、引き続きGENKIプログラムの拡充に努めてまいります。

2.新型コロナウイルス感染症影響下、試験的にオンライン授業の取り組みを行う学校の紹介

バングラデシュでは、既にお伝えの通り新型コロナウイルス感染拡大への対策の一環として、全ての教育機関が3月17日から閉鎖されました。その後も閉鎖期間の延長がバングラデシュ政府より発表され、具体的な学校再開の目途が未だに立たない状況が続いています。政府は学校休校開始の翌月4月から国営テレビで、初等教育の子どもを対象とした教育番組の放送を開始しました。テレビの全国普及率は44.4%(2014年バングラデシュ統計局調査)に留まりGENKIプログラム対象校に通う子どもたちが暮らすスラム街の世帯では、殆どテレビを保有していないのが実状です。長期間の休校によって、弱い立場にいる子どもたちの教育を受ける機会が脅かされる事態が生じています。このような状況下、GENKIプログラム対象校の中でも、何とか生徒たちに定期的な学習の機会を設けようと奮闘している学校があります。バングラデシュでは貧困層の家庭においても携帯電話の普及率が93%(2016年JICAバングラデシュ事務所調査)に達しています。今回はこの携帯電話を活用しオンライン授業に取り組んでいるロングドゥヌゥ学校の事例をご紹介します。
 ロングドゥヌゥ学校はダッカ市内のスラム街チャドウダン地域にあります。自ら教鞭も執られているタヘラ校長が、オンライン授業を試験的ながら開始することを決断されました。スラム街の学校でオンライン授業を実施することは稀で、非常に例外的なケースです。授業は休日(金曜日)を除き、毎日、午前11時から午後2時30分までの時間帯です。合計8名の先生方が、それぞれ週に2日間、自宅からパソコンと携帯電話の両方を操作してFacebook等のネットワーク環境を通じ、オンライン授業を行っています。生徒は自宅から父親または親戚の携帯電話を借りて、先生の授業ネットワークにアクセスしてオンライン授業に参加します。毎回の授業参加希望者は約20名ですが、一度に接続可能な生徒数は5~6名に限られるため、先生は学習内容の説明後に自習指示を出しては次の5~6名に接続を切り替えて授業を進めるなどの工夫をされています。
 ただしオンライン授業の運営にあたっては大きな障害があります。一つ目は携帯電話端末の問題です。オンライン授業は映像と音声の両方を使って行われますが、スラム街ではスマートフォンを保有する家庭が限られ、多くの家庭では安価で旧モデルの端末機器を使用しています。そのため、スマートフォンを持つ生徒の家に、近隣のクラスメート3~4人が集まって授業に参加せざるを得ないケースが往々にしてあります。二つ目は携帯電話の通信環境が脆弱なことです。オンライン授業中にネットワークが突然切断されたり、音声や映像が不明瞭になったりすることがよく起こります。その場合には、音声のみで可能な限り授業が続けられます。タヘラ校長は「スラム街の多くの生徒たちは、長い休校期間のせいで、せっかくこれまで学んだ勉強内容を忘れてしまいがちです。私は生徒たちに、短い時間でも継続してオンライン授業に参加することで学ぶという習慣を持ち、学習内容の積み重ねを行ってほしいのです。」と未だ模索中ながらオンライン授業に込める想いを話してくれました。学校の早期再開を心から願いつつ、私たちもユーグレナクッキーを早期にGENKIプログラム対象校に届けることができる方策を検討してまいります。

引き続きご支援をよろしくお願いいたします。