~バングラデシュからの「ユーグレナGENKIプログラム」レポート~


2019年12月の活動報告
~GENKIプログラム対象校の子どもたちの将来の夢~

株式会社ユーグレナ
海外事業開発部 / バングラデシュ事務所

今期(2019年10月~2020年9月)のユーグレナクッキー配布目標210万食に対し、12月までに約54万食(進捗率:25.7%)を配布しました。

1.GENKIプログラム対象校の子どもたちの将来の夢

バングラデシュでの中学校への就学率をご存知でしょうか。日本では義務教育である中学校への就学率は99%以上と世界トップレベルです。一方バングラデシュでは、小学校までが義務教育とされており、中学校への就学率は74%程度で、いまだ約4人に1人が中学校以上の教育を受けられていません。小学校までの義務教育が法律で確立されたのは1990年で、これに伴い、若い世代(15歳~24歳)の識字率は45%(1990年)から90%を超えるまで(2016年)に劇的に改善されました(*UNESCO統計データ)。大学や短大といった高等教育への進学率もこの10年で、10%程度から20%程度に2倍になっており、子どもたちが教育を受けるチャンスは確実に増えてきていると言えます。
 GENKIプログラム対象校で80人の子どもたちが通うクラブテンBDP小学校には、教室は1つしかなく校庭はおろかトイレも併設されていません。しかし、この学校に通う4年生のモニラちゃんは、医者になり、人の力になって得た収入で、自分のような子どもたちのために設備の整った学校を設立したいという夢を持っています。高等教育への進学率は現在20%程度ですが、モニラちゃんが成人する10年後には、更に向上していることでしょう。彼女たちが毎日の栄養をしっかり摂り、日々の勉強に打ち込めるようにGENKIプログラムの継続と拡大に尽力します。

2.父親の小さな商店を助けながら学校に通うライハン君の紹介

皆さんは小学生の頃、家の手伝いといえばどのようなことをしていましたか?今月は、お父さんが営む商店を手伝いながら勉強を頑張っているライハン君(10歳)を紹介します。ライハン君はダッカにあるGENKIプログラム対象校のシティコロニBDP小学校に通う4年生です。6人兄弟の末っ子として生まれましたが、2人のお姉さんと3人のお兄さんは既に結婚し別々に暮らしているため、今は63歳のお父さんとお母さんと3人で暮らしています。ライハン君は高齢になってきたお父さんを助ける為に、自ら進んで小さな商店の手伝いをしています。
 ライハン君は朝9時から11時まで授業を受けた後下校し、11時半から午後1時まで商店に立ち、1人で接客や会計など全てを切り盛りしています。商店は約1坪ほどの小さなスペースですが、小分けの石鹸や洗剤といった日用品から、米の量り売りやペットボトル飲料に至るまで数十種類の商品を取り扱っています。店番が終わった後は、自宅に戻って学校の宿題と自習をすることが日課で、勉強を終え、夕方近くになってから友達と合流し大好きなクリケットをします。ライハン君は友だちと遊ぶことと同じくらい勉強することが好きだと話してくれました。
 離れて暮らす兄姉に代わってこれからも両親の手助けをしながら暮らしていきたい、と話すライハン君の夢は警察官になること。「他人の模範となって尊敬されるような警察官になりたい、皆がついて来てくれる人間になれるように頑張りたい」と話してくれました。それを横で聞いていたお父さんは、嬉しそうに「勉強を頑張って夢をかなえなさい」とライハン君を激励していました。


引き続きご支援をよろしくお願いいたします。