~バングラデシュからの「ユーグレナGENKIプログラム」レポート~


2019年6月の活動報告
~縫製工場が集中している地域の学校にユーグレナクッキー配布を開始~

株式会社ユーグレナ
海外事業開発部 / バングラデシュ事務所

今期(2018年10月~2019年9月)のユーグレナクッキー配布目標230万食に対し、6月までに約148万食(進捗率:64%)を配布しました。

1.縫製工場が集中している地域の学校にユーグレナクッキー配布を開始

バングラデシュでは、約4,000の工場で450万人が従事する縫製産業が主要産業の1つです。例えば、ダッカ北西約20kmにあるシャバールには、数10kmにわたり縫製工場があります。今月新たに、縫製工場が集中している地域の小学校3校(生徒数:合計約1,000人)にユーグレナクッキーの配布を開始しました。同校は、ダッカの北部60kmに位置するマイメイシンにあります。この地域にも日系、欧米企業の縫製工場が立ちならんでいます。その中に、日系企業であるTM Textiles & Garments Limited社(TMBD)の工場もあります。同工場では、日本に輸出されているTシャツなどを製造しています。
 同工場の約4,000人の従業員たちは6割が男性、4割が女性です。その内、工場近辺に住んでいる約2,100名の従業員の子どもたちが、地元の学校に通っています。従業員の多くは、会社手配の無料バスで約30分かけて通勤し、一般的に朝8時から夕方5時まで働きます。学校には給食がないのですが、お母さんたちは出勤前に、子どもたちのためにお弁当を作ることが難しい状況です。TMBD社では、同校に文房具などを継続して寄付していますが、子どもたちの健康のために何かできないか模索していました。そんな中、TMBD社 社長の進東さんが同じバングラデシュで活動するGENKIプログラムの活動内容に共感下さり、同校へユーグレナクッキーを給食として導入することを決断して下さいました。進東さんは、約10年前の工場立ち上げ時より勤務されており、常に従業員とその家族のことを考え行動されています。「学校の運動会に参加することもあり、子どもたちの元気な姿を見るのが何より楽しみです。子どもたちが学校でユーグレナクッキーを継続して食べることにより、彼らの健康状態が改善することを期待しています。またお父さんとお母さんがさらに安心して工場で勤務できるようになったら嬉しいです。」と話をして下さいました。

2.第9回ソーシャルビジネスデイへの参加

2019年6月28日、29日にタイ・バンコクでグラミン銀行創設者であり、ノーベル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス博士が主催する第9回ソーシャルビジネスデイが開催されました。本イベントは、ユヌス博士の誕生日に合わせて、ソーシャルビジネスに関わる人々の意見交換の場として毎年開催されています。今年は"お金を稼ぐことは幸せだが、他人を幸せにすることは最高に幸せ"(Making money is happiness, Making other people happy is super happiness)というテーマのもと60カ国から約2,000人のソーシャルビジネスに関心の深い、国際機関、大学、個人が集まりました。
 「ソーシャルビジネスデイは家族が集まる日だ。正月のように家族が集まって1年間の活動を発表し、互いに刺激を受け、エネルギーを充電する」ユヌス博士は、本イベントについてこう紹介しました。そしてフランスの会社ダノンのエマヌエル・ファベルCEO、タイのCharoen Pokphand Group (CPグループ) のスパチャイ・チャラワノンCEOが自ら実践しているソーシャルビジネスについて熱く語って下さいました。当社からは社長の出雲、執行役員の佐竹が登壇し、ユーグレナGENKIプログラム及び緑豆事業について発表しました。バングラデシュからもグラミンユーグレナの仲間4名が参加し、ブースにてGENKIプログラムで配布しているユーグレナクッキーや、現地の農家が栽培した緑豆を展示し活動を紹介しました。
 今年で第9回目となる本イベントですが、新たにユヌス博士と吉本興業が始めたユヌス・よしもとソーシャルアクション株式会社の調印式や11歳のタイ人の少女による脱プラスティックの活動、実際にグラミン銀行から融資を受けて小規模な事業を始めたコソボ共和国の発表、バングラデシュの人たちの事業紹介など内容は多岐に渡りました。このようにさまざまなソーシャルビジネスが世界中で広がっていることを実感しました。


引き続きご支援をよろしくお願いいたします。