ユーグレナ社が展開する「ユーグレナ GENKI プログラム」。このたび、三菱 UFJ フィナンシャル・グループ(MUFG)がその活動に賛同し、法人様向け支援プログラムGENKI-Yell への寄付を通じて支援を開始いたしました。
バングラデシュの子どもたちの栄養改善を目指すこの取り組みについて、現地での体験や今後の展望を、MUFG ダッカ出張所の木村氏とRab氏に伺いました。

インタビュアー:ユーグレナ社 大西
ゲスト:MUFG ダッカ出張所長 木村健治氏、Rab Ahmas Saveem氏

■ GENKI プログラムご支援のきっかけ

大西:まず、MUFG が GENKI プログラムに寄付を決めてくださった理由を教えてください。

木村:当行では「世界が進むチカラになる」というパーパスのもと、社会貢献活動の 5 つの優先領域を掲げていますが、バングラデシュで取り組むべき社会課題と重なる部分が多いんです。(参照:社会貢献活動|三菱 UFJ フィナンシャル・グループ)。そんな中、2024年 5 月に現地で開催された GENKI プログラム 10 周年イベントに参加した際、当時グラミンユーグレナの会長を務められていたムハマド・ユヌス先生のお話や、活動内容の話を聞き、プログラムに対する理解を深めることが出来ました。
 その後、グラミンユーグレナの協力を得て、MUFG Gives Back という CSR 活動を通じ、ダッカ市内の GENKI プログラムの提携校で施設修繕を行員たちと行いました。その際に、普段ユーグレナクッキーを食べて学んでいる子どもたちの元気な姿に感銘を受けたことが GENKI-Yell の支援を考えるきっかけとなりました。

■ 現地での体験を通した変化

大西:実は、私もつい最近 MUFG Gives Back で支援下さった学校を訪れたんです。天井のファンやホワイトボード、テーブルやいすなどがきれいに整備され、子どもたちがさらに生き生きと勉強している姿に感動しました。実際に現地でその様子をご覧になり、どう感じましたか?

木村:子どもたちが目を輝かせて学んでいる姿を見て、「自分たちにもっとできることは何だろう」と、さらに前向きに考えるようになりました。先生や親御さんの喜ぶ姿も印象的で、支援活動は継続すべきだと感じましたし、チームの結束も強まり、行内外ともに良い影響があったと思います。

Rab:CSR 活動を通じて、実際に学校で子どもたちの姿を見られたことは本当に嬉しかったです。設備が改善された学校で子どもたちが学び、ユーグレナクッキーを通じて子どもたちの健康に貢献できるのは素晴らしいことです。良いチームワークを発揮できたのも大きな成果です。

MUFG Gives Backを通じたGENKIプログラム提携校での修繕活動

■ 2校への期待と選定理由

大西:今回、ご支援いただいて新たにGENKIプログラムに、セズア・インターナショナルスクールとシシュメラ・ビッダニケトンの2校が加わりましたが、どういう理由でこれらの学校を選ばれたのですか?

Rab:この2校は、私たち現地のメンバーで選定しました。GENKIプログラムがまだ導入されていないこと、そして、子どもたちを見守りながら活動をしたいことから、比較的容易に訪問できる距離にあることが条件でした。グラミンユーグレナのメンバーからも助言をいただきながら決定しました。

■ ナビスコ工場訪問の印象

大西:ユーグレナのクッキーは、現地企業のナビスコ工場で作られています。先日一緒に工場を訪問しましたが、実際にご覧になってどう感じましたか?

Rab:工場に入った瞬間、子どもの頃大好きだった懐かしい香りがしてノスタルジックな気持ちになりました。また、製造ラインを実際に見て、どんどん製品が出来上がっていく様子に感動しました。

木村:私にとっては初めての現地工場訪問でしたが、作業の手際の良さに感心しました。ナビスコ社の方々が子どもたちへの愛情を持って製造してくださっていることを知り、そんな方々とともにこのプログラムを進めていけることに安心感を覚えました。

大西:Rabさんが感じられたノスタルジックな思いは、きっと子どもたちの親御さんにも共通する感覚なのではないかと思います。
 バングラデシュではまだ「ユーグレナ」という原料はあまり知られていませんが、ナビスコ社製であることが親しみや信頼感につながっているから、GENKIプログラムの現地での信頼性がより一層高まっていると思います。

MUFG、ナビスコ社、グラミンユーグレナ社間の覚書署名式
ナビスコ工場で、ユーグレナクッキーの製造過程を見学

■ 今後の展望と期待

大西:今後、GENKIプログラムに対してどのような期待をお持ちですか?

木村:今回のご縁を大切にし、子どもたちへの支援をさらに広げていければと思っています。継続的な活動と、その効果測定にも期待しています。

Rab:私の父からは「グラミンユーグレナのビスケットを買えるようにしてほしい」とリクエストがありました。チームメンバーからも同様の声があり、販売による利益によって活動がさらに広がることを願っています。バングラデシュではまだユーグレナの知名度は高くありませんが、子どもたちの健康に貢献できるなら、もっと私自身も広めていきたいと思っています。

大西:私たちも、GENKIプログラムへの支援の輪を広げていきたいと考えています。そのためにも、この活動をもっと多くの人に知ってもらう必要がありますね。
 今回このプログラムにご賛同いただき、寄付という形で力強い支援をしてくださったMUFGの皆さまに、心より感謝申し上げます。多くの賛同者の協力が、バングラデシュの子どもたちの未来を明るく照らす大きな力になっています。

<ユーグレナGENKIプログラムについて>

お客さまからの売上および寄付金の一部で、バングラデシュの子どもたちに栄養豊富なユーグレナクッキーを届けます

「ユーグレナGENKIプログラム」では、豊富な栄養素を持つユーグレナ入りクッキーを、バングラデシュの子どもたちに無償で配布しています。プログラムで配布する1食分のユーグレナクッキーは6枚。この1食で、バングラデシュの子どもたちに特に不足している栄養素1日分を提供できます。
本プログラムの参加には、以下3つの方法があります。

  • プログラム対象製品の購入
    ユーグレナ社およびユーグレナ・グループ各社の全商品(食品・化粧品など)やパートナー企業の指定商品を購入すると、その売上の一部が協賛金としてプログラムに充てられる。
    プログラム詳細はこちら
  • 法人向け寄付プログラム「GENKI-YELL(エール)」
    企業のCSRや福利厚生の一環として、寄付を通じた支援参加が可能。導入企業も徐々に増えているという。
    GENKI-YELLについてはこちら
  • クレジットカード「ユーグレナカード」
    エポスカードと提携した「ユーグレナカード」は、日常の買い物でのカード利用額に応じて支援金が寄付される仕組み。入会時にも一定額が寄付されるようになっている。
    ユーグレナカードについてはこちら