自分の地元のご当地ミドリムシを探すプロジェクト「みんなのミドリムシプロジェクト」(以下みんみどプロジェクト)を行うことを、4月3日にユーグレナ社と理研で発表。

実際に、鶴見川でミドリムシがいそうなポイントの水を採取した一行(そのときの様子は前編へ)は、そのすくった水の中からご当地ミドリムシを発見するために、ユーグレナ社の研究室にやってきました。

時間は12時、ここからは研究の開始です。

到着、とりあえず見てみる

電車を乗り継ぎ、ユーグレナ社の中央研究室に到着した一行。

ユーグレナ社の鶴見にある中央研究所

髪の毛よりも小さいミドリムシ(0.05㎜)を探すには、そうです、使うは顕微鏡。

様々な研究機器があります

まずはあつかい使いやすいベーシックな光学顕微鏡で、ミドリムシ探しを開始。

のぞいてみる

高校生A:「サンプル1と2、何もいないっぽい…」

高校生B:「でも、サンプル4はなんか見える・・!」

高校生C:「顕微鏡の焦点がうまく合わない・・」

みな白衣でミドリムシを探します

レベルをアップ、カメラ付き顕微鏡で見てみる

普通の(光学)顕微鏡でミドリムシを見つけるのに苦戦…。

12時15分、すこしスペックを上げて、​高い倍率のレンズを装備したカメラ付き顕微鏡でも見てみることに。

全員が見守る中ミドリムシを探すメンバーたち

ミドリムシがいないか端から端までくまなく探す生徒たち。

高校生A:「ん…?」

生徒B:「んん…!?」

高校生A:「いた!!」

12時30分、歓喜の声が!

一同:おー!!!

どれどれと画面をチェックする研究員

キレイなミドリムシがしっかり見える!

青いの丸の中がミドリムシ!

ペイズリー柄のようなきれいな形のミドリムシをはっきり確認した一同。

眼点とよばれる赤い点も鮮やかに写っています(周りにはたくさんの植物プランクトンも)。

発見できた「ご当地ミドリムシ」

このあとも合わせて4種類の「ご当地ミドリムシ」を見つけたみんな。

採取に発見がんばったね

なお、今回見つけたミドリムシはユーグレナ社がいろんな事業で使用しているユーグレナグラシリスとは異なる種類とのこと(ミドリムシはわかっているだけで100種類以上)。

都内近郊の川である鶴見川にもいた「ご当地ミドリムシ」。
採取&発見でほぼ半日のイベントになり、あっという間にできる!というわけではないけれど、自分の近くで発見した子(←ミドリムシ)が新種のミドリムシとして地球の危機を救うかも!
という夢を感じてもらえれば・・・。

昔、川や池で遊んだなーという方、ミドリムシに興味がある方、よくわからないけど世紀の大発見に興味がある方などなど、気になる方はぜひ、「みんなのミドリムシプロジェクト」にご参加ください!
(参加はこちらから、そして「ご当地ミドリムシ」発見については安全に十分にお気を付けください)

「みんなのミドリムシプロジェクト」について
~地球を救うかもしれない日本中のご当地ミドリムシをみんなで集めよう!~

「みんなのミドリムシプロジェクト」はクラウドファンディングを行っており、 クラウドファンディングで集めた研究費を基に市民参加型研究(『ご当地ミドリムシ』の収集)を実施予定です。

クラウドファンディングで集めたい目標金額は100万円
期間:2019年4月3日~2019年5月31日(金)まで。
達成まであと、約65万円(5月15日時点)。達成なるか…!?

▼クラウドファンディングへのご協力はこちらから(目標金額100万円)
 理研版クラウドファンディング
▼「ご当地」ミドリムシを探す市民型研究への参加についてはこちらから
 「みんなのミドリムシプロジェクト」
 ※2019年6月募集開始予定