2016年12月 第12期 定時株主総会

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株主総会

2016年12月 第12期 定時株主総会

当日いただいたご質問とその回答

配当予定についてのご質問
<出雲社長>
配当については広告宣伝および研究開発費への先行投資を優先するため、現在(2016年12月20日)は無配とさせていただいております。当社は2020年までの中期経営目標(連結売上高300億円の達成、国産バイオ燃料による有償フライト及び公道走行の実現)の達成を目指しており、株主様にはその点を理解いただいた上で引き続きサポート、株式を保持いただけたらありがたく思っております。
各研究の進捗についてのご質問、および資料作成についてのご意見
<出雲社長>
資料の開示方法に関しては、悩みながら開示させて頂いているのが実のところとなります。細かいところまで説明事項を記載すると専門言語などで分かりにくくなってしまい、分かりやすい分量にしなさいとのご意見を受けることもございます。なお、売上に寄与しやすい重要な研究成果に関しては、まず特許申請をします。特許申請後、研究自体は終了することになりますが、権利化の認可が下りるまでにはタイムラグがございます。それについては、適宜、ニュースリリース等で発表してまいります。また政府の助成金等で進捗している研究に関しては、その報告書に基づき、別途のセミナーや説明会で丁寧に直接報告をしております。
また、来年の株主総会に向けて貴重なご意見ご指導有難うございます。東証一部上場企業2000社の平均株主数は2.2万人ですが、当社の株主様は8.7万人を超えます。こうした中、株主総会の資料で詳細に研究の報告をするということは難しいため、別途HPやTDnetよりニュースリリースをご覧いただき、ご不明な点がある場合にお電話いただければ、インサイダー情報に触れない範囲でご説明させていただければと思います。
中国上海からの海外展開および今後どのように事業展開していくのかについてのご質問
<出雲社長>
2005年8月に当社が設立してから、苦しい時期もありましたが、2008年に伊藤忠商事が出資、マーケティングに積極的に加わってくれたことを機に、売上高も順調に伸びてまいりました。つまり、当社は生産する技術力は持っていましたが、新たな商材を市場に投入していくためには、総合商社の強力なサポートをいただいたことになります。
日本の機能性食品市場は約1兆5,000億円でありますが、アメリカや中国の機能性食品市場は日本よりも大きく、当社はその市場の成長性を見ながら進出の頃合いを見ていました。そのような中、伊藤忠商事が中国に投資しているため協力していくことを目指し、中国市場を選んびました。中国においてユーグレナは全く新しい素材であることから、今後の展開として、まずは現地での知名度を上げるために、当社取締役の福本が現地にて会長ポジションに就任し、注力しています。2020年までには、一定の規模感まで中国市場を開拓出来ると考えております。
コンビニエンスストアで取り扱う商品についてのご意見、および株価が下落しないよう、よりいいIR情報を出してほしいというご意見
<出雲社長>
意見ありがとうございます。ほかの大勢の株主様やお客様から「コンビニエンスストアへ買いに行ったのに、商品の販売が既に終わっていた」というお言葉をいただいております。誠に申し訳ありません。しかしながら、ファミリーマートやイトーヨーカ堂では期間限定、数量限定で集中的に取り扱っていただくという形式で販売したため、一度配荷した量が終わると終売となってしまいます。ファミリーマートはこのたびの合併で店舗数は約18,000店舗に拡大しました。継続的にこれらの店舗網全体に対して欠品なく配荷することは、当社の売上がこれだけ伸びている現時点では難しいです。ミドリムシの需要も大きく伸びることから、石垣島の生産現場でも全力で取り組んでいます。また収益率が高い自社製品を、より優先的に販売確保する必要がございます。なお、飲むユーグレナという商品は、ナチュラルローソンや成城石井などで継続的に販売しています。
第4号議案(取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬額設定の件)、および第5号議案(監査等委員である取締役の報酬額設定の件)についてのご質問
<出雲社長>
まず初めに申し上げたいのが、年間の取締役報酬額の枠を1億円から2億円とさせていただくことは、私の報酬額がただちに倍になるということを意味するわけではございません。今回議案としている報酬額はあくまでも枠の設定に関するものであり、招集ご通知P29に詳細記載がございますとおり、直近の報酬額実績は常勤役員が4名で約3,600万円、一人当たり900万円程度です。
年間の報酬額の枠を1億円から2億円にすることについては、上場会社の役員としての職務をしっかり果たしていくこと、および2020年の国産バイオ燃料計画を実現させるにあたり、そうした経験をもつ優秀な人材を確保していく必要があるという意識を持っています。また、今後コーポレートガバナンスを確保していくことに、外国人や女性を新たに役員として迎え入れることの用意も必要です。その一方で、市場における平均水準の報酬を提示していかなければ上場企業の役員経験者といった優秀な人材を確保することは難しいです。そのため、中期経営目標の達成に向け、オファーする余地を広げさせていただきたいと思っており、そういうものとしてご理解いただきたく思っております。
バイオ燃料実証精製プラントの進捗状況についてのご質問、およびユーグレナ原料の増産についてのご質問
<出雲社長>
2016年の夏に着工を予定していた実証精製プラントの着工が、1年間ほど工期変更することとなり、申し訳ありません。現在、ミドリムシからとれたバイオ原油を精製する設備は日本にありません。米国のシェブロン社の技術ライセンスを取り扱うCLG社とARA社の技術を使ってジェット燃料等を製造するやり取りをしてきましたが、本件は日本において初めての試みということもあり、ここに時間を要してしまいました。工期スケジュールが更に後ろ倒しするのかというご質問があるかもしれませんが、基本的な設計についてはすでに終えており、千代田化工建設社のご協力のもと詳細な設計についても準備を進めており、これ以上のスケジュール変更はありません。
バイオ燃料に活用するユーグレナについては、三重県多気町にて新たに増産するユーグレナを使い、佐賀県佐賀市にて行うプロジェクトは燃料用ではなく飼料用となります。なお、それでも供給量が足りない場合には石垣島にて生産したユーグレナでバックアップできるよう準備をしています。
ユーグレナ社の買収防衛策についてのご質問
<出雲社長>
当社は、「ミドリムシで人と地球を健康にする。」という経営理念、そして資源のない日本から新エネルギーを作ることの2つを、何としても実現したいと考えております。株主の皆様に、このような思いを持った我々が運営するユーグレナに共感していただき、この会社に投資してよかった、この経営者に任せてよかったと、思ってもらえるようにすることが私の責務であります。私たち自身が企業価値を向上させ株主の皆様に恩返しをすることで、皆様から我々に信託いただければありがたいと思っています。そのため、上場企業であることからも当社では特段の買収防衛策は設けておりません。買収したいという企業が現れた時に、株主の皆様に当社株式を売らずに応援していただき、それに対して業績・研究でお返しできるよう努力してまいる所存です。いただいたご質問については、エールとしてお受けします。
社長出雲の質問に対する回答時間が長いということついてのご意見、および何千種もユーグレナが存在する中での当社特許戦略についてのご質問
<出雲社長>
出来るだけ簡潔にご回答します。何千種もいるユーグレナのうち、当社が活用するユーグレナの種類が100種だと心許ないと思われるかもしれませんが、多くのユーグレナには産業上利用できるほどの能力を備えておりません。ただし、我々が全く知らないユーグレナの種類が存在するとしたら、その可能性はゼロではありません。また、我々の知らない類稀な能力をもつユーグレナがいたとして、他社がそれを特許化したとしても、問題ないと捉えております。当社には、屋外大量培養に成功して以来、11年にわたり研究してきた経験と実績、およびノウハウがあります。栄養豊富なユーグレナほど、食べられやすいので大量培養が非常に難しいため、我々よりも低コストで新ユーグレナを培養できるということはとても考えにくいです。我々は低コストで同じ素材をつくることができるという自信と研究成果があり、それは我々が十分にコントロールできるリスクであると捉えております。
ユーグレナ・ファームの緑汁~抹茶仕立て~のPR方法についてのご意見
<出雲社長>
熱い味噌汁や冷たいヨーグルトに入れても、もともと商品の内容物は高温殺菌で安全に飲めるようにしております。なぜ今回温かいものを紹介したかについては、ユーグレナにはオメガ3のアラキドン酸などの不飽和脂肪酸が多く含まれていますが、これらが酸化すると、磯の香りがし、特に温かくして飲むと、これらの物質の香りが強調されます。この香りが好きな方は良いですが、苦手な方もいらっしゃるので、もっと素敵な香りにしてほしいとの意見がございました。そこで、当該製品はミドリムシの含有量を若干減らしましたが、温かくして飲んでも香りがきつくない、という商品コンセプトで発売しました。つまり、含まれる栄養成分の点からは問題ありませんので、お好きな飲み方でお楽しみいただきたいと思います。
株価、配当、および安定株主についてのご意見
<出雲社長>
今年の株価を見ると1年を通じて下がっています。株価は企業価値そのものなので、経営陣としてはこのような株価となってしまったことに深くお詫び申し上げます。しかし、他の経営上の数値については着実に成長していますので、必ずご期待に応えられますよう鋭意努力してまいります。また配当について、資金があればこれを配当に充てられると思われるかもしれませんが、今後の広告宣伝による売上高の成長や、バイオ燃料の実用化を2020年迄という期限に遅れのないよう達成するために投資させていただきたく、それまで見守ってくださいますようお願い申し上げます。
次に安定株主対策について、当社の株主数は上場企業2000社の平均値より多いです。当社は、事業を一緒に推進していく企業と協力していきたいと思っており、そのため流動株比率が他の会社と比して高い値となっております。また、株主様が多くいらしゃっていることも、流動比率が高い一因と考えております。具体的な企業名は開示できませんが、安定株主になっていただけるような企業との協力体制を作ると同時に、安定的に投資いただけるIRを実践してまいりますので、どうか長く見守っていただきたいと思っています。
女優川島海荷さんを起用したCMおよび化粧品販売などのPR方法についてのご質問
<出雲社長>
女優の川島海荷さんを起用したCMについては、多くの方々にユーグレナおよびミドリムシを正しく認知してもらえるように浸透させるためのものとなります。またPR方法の点については、お客様がインターネット上でどういう点に興味があるのかを踏まえて設定しております。直販で販売する商品については、ターゲットに焦点が当たるよう効率の良い広告宣伝をしていきたいと思っています。一方、イオンなどの一般店舗に足をお運びいただくためには幅広な宣伝が必要ですので、フェイスブックなどのSNSツールに加え、ITでの宣伝を充実させていきたいと思っています。

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