国際的にバイオ燃料の需要が高まるなか、当社では2015年12月に、横浜市・千代田化工建設・伊藤忠エネクス・いすゞ自動車・ANAの協力のもと、2020年に向けた国産バイオジェット・ディーゼル燃料の実用化計画である『国産バイオ燃料計画』の始動を発表しました。
その『国産バイオ燃料計画』に欠かせない実証プラントの責任者として、計画の鍵を握る実証製造部の森山。大手石油会社で働いていた彼がなぜ当社へ参画したのか?そのエピソードをご紹介します。

大手石油会社での順調なキャリア

大学では化学工学を専攻し、学んだことを活かすべく大手石油会社へ就職した森山。入社後は27年間ずっと製油所にてプラント操業に携わり、多くのプロジェクトを経験しました。常に「自分がやらなければ誰がやるのか?」というスタンスでプロジェクトに関わっていた森山は、順調にキャリアを重ね、製造部門や技術部門で管理職として重要な役割を担っていました。

そんななか、49歳のある日。一通のメールが森山に届きます。

スカウティング会社から明確な社名は書かれていませんが、横浜で立ち上げるプラントの責任者を募集しているというメールでした。最初はいたずらメールかと思っいましたが、何度も届いてきたため、実際に会って話を聞いてみることにしました。そして、ユーグレナ社のバイオ燃料の技術顧問をしている太田と会って話を聞くと、2020年までにミドリムシなどの微細藻類や廃食油から作ったバイオジェット燃料で飛行機を飛ばそうとしているとの話でした。

“純国産”バイオジェット燃料を生産する日本初のプラントへの挑戦

技術顧問の太田の話を聞き、石油由来の燃料に変わるバイオ燃料の実現は、地球環境の観点からも重要であり、何より、「日本初の“純国産”バイオジェット燃料の生産」に携われることが、森山の心を動かしました。

そもそも今の日本には、バイオジェット燃料を生産するプラントは一つもありません。そして、国内で作られている既存のバイオ燃料(バイオジェット燃料以外)であっても、原料は海外からの輸入に頼っているのが、今の現状です。つまり、今回のプロジェクトは原料の国内調達から生産まで、何もかもが初めての挑戦であり、いずれ石油が枯渇していく中で、もしかしたらこの事業は、その道のパイオニアとして、歴史の始まりになるかもしれない。そして、自分自身がこれまで積み重ねてきた様々な経験の集大成として、その経験を生かせるまたとないチャンスでもあると考えました。そう考えると、森山の心の中では、「自分がやらなければ誰がやるのか?」「この歴史の始まりに携わりたい!」という想いが生まれ始めていました。安定したキャリアを捨て、敢えてチャレンジングな道を選ぶ選択には、やはり家族の反対もありましたが、残りのビジネス人生を考えた時、その想いが変わることはありませんでした。

バイオ燃料製造実証プラント

何より大事にしている安全意識

何もかもが初めての挑戦のなか、まずは実証プラントで、どのような原料、どのような運転条件でバイオ燃料が製造出来るのか?検証しながら、将来の商用プラント実現に繋げていく。2018年10月末に実証プラントが完成し、2019年前半にはバイオジェット燃料の生産開始を予定しています。

プラントを稼働させていく上で、森山が何より大事にしていることは、安全に対する意識です。「実証プラント稼働においては、1度も事故は起こさない覚悟を持った安全に対する意識の高いチームにしたい」と強い決意で取り組んでいます。「国産バイオ燃料計画」の実現へ向け、今日も森山の挑戦は続いています。

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