博士研究員からコンサルティング会社、そしてユーグレナへ

学生時代は脳科学の基礎研究に携わりました。具体的には、精神疾患の一つである統合失調症の発症メカニズムを明らかにすることや、遺伝子治療によりの認知機能を回復させることを目指して研究していました。大学院博士課程を修了後は、大学院時代から出向していた公的研究機関で博士研究員として働き、その後民間のコンサルティング会社に転職しました。転職した理由は、実際に人々に健康になってもらうには、健康に関する知見を得るだけではなく、それを社会実装し、その効果を検証することが重要だと考えたからです。

大学院の研究室の様子

コンサルティング会社では、健康づくりの活動にインセンティブ(動機付け)を与える「健康ポイント制度」を実施することにより、人々の行動変容や健康度、医療費などにどれくらい影響があるのかを検証する実証実験に従事しました。

「健康に関する研究に加え、研究結果を社会実装し、その効果を検証する」。そんな仕事がしたいと考えていた時に、出会ったのがユーグレナ社でした。ユーグレナ社は、人々の健康に貢献する微細藻類のミドリムシなどの素材に関する研究の知見を活かした商品開発を行い、その商品を多くのお客さまに届けています。
健康に関する研究だけでなく、それがどのようにお客さまや社会に受け入れられ、どれくらい健康に貢献しているのかというところまで研究できるのではないかと考え、2017年9月に入社しました。

可能性に共感してくれるパートナーと一緒に健康問題に取り組んでいく

入社後は、主にミドリムシを食べたときにどのような有効性があるのかということを実験的に評価してきました。ヒト幹細胞を用いた実験に加え、社内でモニターを募り、発売前の試作品の有効性の評価などにも取り組んでいます。

また、当社が取り組むバングラデッシュの子どもたちの栄養状態を改善するためのプログラムである「ユーグレナGENKIプログラム」の健康効果に関する検証にも携わっています。「ユーグレナGENKIプログラム」では、バングラデシュの子どもたちにミドリムシ入りのクッキーを配布していますがただクッキーを配布するだけではなく、子どもたちの健康にどれくらい良い影響があるのかということを検証しています。身体検査や血液検査の結果から検証を進め、より健康になってもらうためには何ができるのかということを考えています。

ユーグレナ社の魅力の1つは、若手にも仕事を任せてくれることです。
入社後、すぐに大学との共同研究を担当させていただき、この共同研究の結果は海外の学術誌に発表することができました。この研究は、ユーグレナが持つ特有成分であるβグルカン(パラミロン)でシートを作り、マウスの傷口に貼ると、皮膚の免疫系が調整されて炎症が抑えられ、傷口の治りが早くなることを明らかにしました。実用化にはまだ課題が残されていますが、ユーグレナ由来成分であるパラミロンを活用した絆創膏の開発などにつなげられる可能性があります。このような実用化を視野に入れた新しい研究に従事できることがユーグレナ社で働く魅力の1つです。

仕事に取り組む際心掛けていることは、お世話になっている方へ、感謝の気持ちを持つことです。ユーグレナの有効性に関する研究を行う際、私たちと同じようにユーグレナの可能性に共感してくれる大学や研究機関の先生方の協力がなければ実現できないことがたくさんあります。また、社内のさまざまな部署の仲間の協力がなければ、私たちの研究結果を人々の健康にまで橋渡しすることもできません。今後もさまざまな方と一緒に人々の健康問題に取り組んでいきたいと思います。

休日は地域のコミュニティーでミツバチの育成

休日は、地域のコミュニティーでミツバチの育成に取り組んでいます。ミツバチの巣箱の掃除や天敵であるスズメバチ対策などをして、はちみつを分けてもらっています。子どもから大人まで自由に参加できる活動で、みんなで食べるはちみつの味は格別です。

今後、プライベートで取り組みたいことは、富士山に登るなど、いつかやりたいと思っていて、まだできていないことに取り組んでいきたいと考えています。

ミツバチの巣箱の掃除を行う安田

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