CO2(二酸化炭素)固定とは、植物や微生物が光合成を行い、二酸化炭素を吸収し炭素化合物に変換させることで、空気中の二酸化炭素を植物の体内に固定化させることです。ユーグレナ(和名:ミドリムシ)は光合成によって成長する微生物であり、さらに40%という大気中の1,000倍もの高濃度二酸化炭素の下でも生育でき、工場などから排出された二酸化炭素を直接吸収できる能力が注目されています。そのため、発電所や製鉄所などから大量に排出されているCO2を使って、ユーグレナ(ミドリムシ)の安定培養に成功できれば、効率的なCO2固定が実現可能となります。そして、二酸化炭素を固定したユーグレナ(ミドリムシ)を燃料化することで、CO2排出権取引といった新しい事業を展開できる可能性を持っています。
ユーグレナ(ミドリムシ)が、大きく注目されている理由の1つがそのCO2吸収力です。現在の地球上でCO2を吸収している代表的な存在といえば熱帯雨林です。しかし、ユーグレナ(ミドリムシ)は、その熱帯雨林と比較しても敷地面積あたり3倍以上の吸収力を持っており、CO2削減に寄与できると見られています。
ユーグレナ(ミドリムシ)は高濃度のCO2環境下でも成長できる特徴を持っています。そして弊社では、沖縄電力様の協力により、石炭火力発電所からの排出ガスを用いてユーグレナ(ミドリムシ)を培養する実証試験を実施しました。その結果、発電所の排出ガスを通気してもユーグレナ(ミドリムシ)は培養可能であり、空気を通気して培養した場合よりも火力発電所の排出ガスを通気して培養した場合の方が、ユーグレナ(ミドリムシ)の増殖が速いことが分かりました。また、高濃度の二酸化炭素を通気することによって、ユーグレナ(ミドリムシ)以外の他の生物の増殖が抑えられることが確認できています。












