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ユーグレナのニュースNews

ニュースリリース

※ ニュースリリースは発表当時の内容を掲載しており、最新の情報とは異なる場合がありますためご注意ください。

2014.08.27

バングラデシュにおける緑豆栽培ソーシャルビジネス合弁会社の
株式等の取得に関するお知らせ

株式会社ユーグレナ

 株式会社ユーグレナ(本社:東京都文京区、社長:出雲充)は、2014年8月27日付けで、バングラデシュのGrameen Yukiguni Maitake Ltd.(以下、「GYM社」)の株式等を株式会社雪国まいたけより2014年10月1日付けで取得する「株式等譲渡契約書」を締結したことをお知らせいたします。

 GYM社は、ムハマド・ユヌス博士(2006年ノーベル平和賞受賞)が率いるグラミングループのGrameen Krishi Foundation(以下、「グラミンクリシ財団」)、株式会社雪国まいたけ、および九州大学がバングラデシュにて設立した合弁会社であり、貧困に苦しむ農村地区の所得向上や生活改善を目指したソーシャルビジネスとして、もやしの原料となる緑豆栽培「Mungbean Project(緑豆プロジェクト)」に取り組んでいます。GYM社の取り組みは、世界で初の農業分野におけるソーシャルビジネスでもあり、国内外で高い評価を集めております。

 当社は、2013年10月1日にダッカ事務所を開設し、バングラデシュの子供たちにミドリムシ入りクッキーを無償配布する「ユーグレナGENKIプログラム」を2014年4月1日より開始しました。同プログラムは当社および協賛企業からの賛助金により運営する非営利事業であり、バングラデシュの子供たちの栄養問題の解決という社会的意義に資する取り組みという点において、GYM社が取り組むソーシャルビジネスと同じ価値観・使命感を持っています。今回の株式等の取得を通じて、バングラデシュの発展に向けてさらなる貢献の推進と、バングラデシュにおける将来のビジネス展開を見据えて、ユーグレナの認知度向上を目指して参ります。なお、GYM社の会社設立の趣旨にしたがって、GYM社が現地で獲得した利益は、原則として現地でのソーシャルビジネスに全て充当されます。
 また、日本において当社は、GYM社から輸入した緑豆を日本国内のもやしメーカー等に販売することによる収益を見込んでおり、今後当社の収益事業へと成長させていく方針です。

 詳細は以下の通りです。

Grameen Yukiguni Maitake Ltd.(GYM社)の事業概要について

■今後のMungbean Project(緑豆プロジェクト)の概要
■今後のMungbean Project(緑豆プロジェクト)の概要

 

出典: Yunus Centreホームページ(http://www.muhammadyunus.org/index.php/japanese/1260-grameen-yukiguni-maitake)掲載のチャート図を参照

■ Mungbean Project(緑豆プロジェクト)のバングラデシュへのメリット
 バングラデシュでは国民の大半が農民であるにもかかわらず、地方の農村と農民に貧困が多く見受けられます。そのため、農村において雇用の創出と栄養価の高い食糧の提供が急務となっています。GYM社は本プロジェクトを通じて、農村地区における貧困層に対して緑豆栽培という雇用の創出を行うとともに、栄養価が高い緑豆を現地で安価に販売することで農村地区の栄養改善に貢献します。また日本の農業技術およびハイテクシステムの導入により、農民の栽培技術習得をサポートし、単位当たりの収穫量・品質および収入の向上も実現します。

■ Mungbean Project(緑豆プロジェクト)の日本へのメリット
 日本では、国内で消費するもやしの原料となる緑豆のほぼ100%を海外からの輸入に依存しています。さらに、その約90%を中国産が占め(その他、約10%はミャンマーから輸入)、近年の世界的な食糧価格高騰により、他の穀物同様、緑豆でも大幅な価格上昇に見舞われています。GYM社がバングラデシュにおいて栽培した緑豆を日本に輸入する事で、日本のもやしメーカーは中国以外に緑豆の供給源を確保し、今後のもやし生産に対するリスク回避を行うとともに、マーケット価格変動への対応が可能となります。

■ Mungbean Project(緑豆プロジェクト)の当社へのメリット
 日本において当社は、GYM社から輸入した緑豆を日本国内のもやしメーカー等に販売することによる収益を見込んでおり、日本国内における中国以外の安価な緑豆に対する潜在的な需要を踏まえて、今後当社の収益事業へと成長させていく方針です。一方、バングラデシュにおいて当社は、当社と同じ価値観・使命感をもつソーシャルビジネスに新たに取り込むことで、当社の企業理念「人と地球を健康にする」ことの実現を目指すと同時に、グラミングループとの関係強化や現地での知名度向上を通じて、現地における将来的なミドリムシ食品事業の展開に向けた布石を打つことが可能となります。

 

Grameen Yukiguni Maitake Ltd.(GYM社)の株式等の取得について

■GYM社の概要

(1)名称 Grameen Yukiguni Maitake Ltd.
(2)所在地 Grameen Bank Complex, Level-13, Mirpur-2, Dhaka-1216, Bangladesh
(3)代表者の役職・氏名 Chairman:Professor Muhammad Yunus
(4)事業内容 バングラデシュにおける緑豆の栽培、販売及び輸出等
(5)資本金 7百万バングラデシュタカ(BDT)
(6)設立年月日 2011年7月11日
(7)大株主及び持株比率 Grameen Krishi Foundation:普通株式50.51%
株式会社雪国まいたけ:普通株式49.49%、優先株式100%
(8)上場会社と当該会社との関係 資本関係 なし
人的関係 なし
取引関係 なし
(9)当該会社の財政状態
(2013年12月末)
純資産:12,597千BDT
総資産:109,263千BDT

■ 株式等の取得の相手先
 株式会社雪国まいたけ

■ 取得する株式等の概要及び取得価額
 (1)株式会社雪国まいたけが所有する全てのGYM社株式(議決権割合49.49%相当の普通株式、および無議決権優先株式)、(2)株式会社雪国まいたけがGYM社に対して所有する全ての債権(緑豆購入のための前渡金の返還請求権で、緑豆を輸入した際には代金と相殺)、および、(3)株式会社雪国まいたけが所有するもやし関連の商標: 総額約23百万円

■ 株式等の取得予定日
 必要な手続きを経て、2014年10月1日に取得を完了する予定です。

■ 今後の見通し
 2014年10月1日を株式等取得予定日としているため、2014年9月期の連結業績への影響はありません。
 2015年9月期の連結業績予想は、2014年9月期本決算発表時に予定しております。

<株式会社ユーグレナについて>
 売上高: 2,091百万円(連結、2013年9月期)
 従業員数: 81名(連結、2014年8月1日時点)
 事業内容: 2005年に世界で初めて微細藻類であるユーグレナ(和名:ミドリムシ)の屋外大量培養技術の開発に成功。そのユーグレナを利用し、機能性
      食品、化粧品等の開発・販売を行うとともに、水質浄化やバイオ燃料の生産に向けた研究を行っています。2012年12月東証マザーズに上場。

以上

―報道関係者お問い合わせ先―
株式会社ユーグレナ 広報IR課

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