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ニュースリリース

※ ニュースリリースは発表当時の内容を掲載しており、最新の情報とは異なる場合がありますためご注意ください。

2009.06.16

火力発電所の排出ガスを用いた微細藻類ユーグレナの培養に成功

株式会社ユーグレナ

 株式会社ユーグレナ(本店:東京都文京区、代表取締役社長:出雲充)は、沖縄電力株式会社(沖縄県浦添市)の協力のもと、 火力発電所の排出ガスを用いて微細藻類「ユーグレナ」を培養する実証試験を行いました。

 当社が研究開発する微細藻類「ユーグレナ」は優れた光合成能力を持ち、15~20%の高濃度の二酸化炭素でも吸収することができます。一般的な火力発電所の排出ガス中には、15%前後の二酸化炭素が含まれているため、火力発電所の排出ガスを用いてユーグレナを培養すれば、二酸化炭素削減につながると考えられていました。しかし、これまで実際に火力発電所の排出ガスを用いてユーグレナの生育を確かめた例はありませんでした。

 当社は沖縄電力株式会社 金武火力発電所にユーグレナ培養槽(容量500リットル)を設置し、発電所の煙道に配管をつないで排出ガスをユーグレナ培養槽に通気する実証試験装置を構築しました。2009年1月19日から2009年2月13日までの期間において、排出ガスを通気した実験を3週間行った後、空気を通気した実験を1週間行いました。

 その結果、(1)火力発電所の排出ガスを通気してもユーグレナは生育可能であること、(2)空気を通気して培養した場合よりも火力発電所の排出ガスを通気して培養した場合の方がユーグレナの増殖が速いこと、(3)高濃度の二酸化炭素を通気することによって培養液中のpHが低下すること等により、ユーグレナ以外の他の生物の増殖が抑えられることを確認いたしました。

 本研究の成果を踏まえ、微細藻類ユーグレナによる二酸化炭素排出削減  技術の開発に取り組み、地球温暖化防止に貢献することを目指します。

【実証試験装置概念図】

n090616_eug1

【実証試験装置写真】

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【排出ガス通気後のユーグレナ培養槽内の様子】

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以上

―報道関係者お問い合わせ先―
株式会社ユーグレナ 広報IR課

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