ユーグレナのニュース

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ニュースリリース

2016.11.24

微細藻類ユーグレナの継続摂取により
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)による肝臓の線維化の抑制を示唆する
研究結果を確認しました

株式会社ユーグレナ

 株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、社長:出雲充)は、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の粉末やユーグレナ特有の成分であるパラミロン※1の粉末の継続摂取により、肝硬変や肝臓がんの発症につながる恐れのある非アルコール性脂肪性肝炎(以下、NASH) ※2による肝臓の線維化※3を抑制することを示唆した研究結果を確認したことをお知らせいたします。

 肝臓におけるメタボリックシンドロームといわれているNASH は、脂肪肝から生じる炎症性疾患であり、症状が進行すると肝臓が線維化し、肝硬変や肝臓がんの発症につながる恐れがあります。NASHの治療法については、現在は確立されたものが無く、食事・運動療法による体重減少等の生活習慣の改善が基本となっており、病態の進行を抑える新たな手段が求められています。

 今回の実験では、NASHを発症させたモデルマウスにユーグレナ粉末又はパラミロン粉末を加えたエサを27日間経口摂取させ、肝臓の線維化への影響を測定しました。その結果、ユーグレナ粉末又はパラミロン粉末を加えたエサを摂取したマウスは、通常のエサのみを摂取したマウスよりも肝臓の線維化が有意に抑制されたことを確認しました。
 なお、これらの研究成果は、2016年11月5日に開催された第32回ユーグレナ研究会において発表いたしました。
 今後も当社では、微細藻類ユーグレナの医療分野等での利活用や食材としての付加価値向上を目指した研究開発を行ってまいります。

 詳細は以下の通りです。

肝臓の線維化の抑制に関する実験について

■研究内容
 NASHを発症させたモデルマウスにユーグレナ粉末またはパラミロン粉末を加えたエサを27日間経口摂取させ、通常のエサのみを摂取させたNASHモデルマウス(コントロール群)と肝臓の線維化の度合いを比較することで、肝臓の線維化への影響を測定しました。その結果、ユーグレナ粉末またはパラミロン粉末を入れたエサを摂取したマウスは、通常のエサのみを摂取したマウスよりも肝臓の線維化が有意に抑制されたことを確認しました。

NASH

■考察
 ユーグレナ粉末またはパラミロン粉末の継続摂取がNASH症状のひとつである肝臓の線維化を抑制し、肝臓がんの発症を抑えることに寄与できる可能性が示唆されました。

 ※1 パラミロン…微細藻類ユーグレナ特有の成分であり、グルコース分子がβ-1,3-結合により直鎖状に重合した多糖体。
 ※2 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)…明らかな飲酒歴がない脂肪性肝疾患は、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と呼ばれるが、そのNAFLD
    のうち、肝硬変、肝臓がんへと進行する可能性のあるもの。
 ※3 線維化…内臓などの組織を構成している結合組織と呼ばれる部分が異常増殖する現象のこと。肝臓においては、線維化が進むと肝硬変となる。
 ※4 シリウスレッド陽性面積…線維化の度合いを表す指標。

以上

―報道関係者お問い合わせ先―
株式会社ユーグレナ 広報IR課