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ニュースリリース

2013年5月28日

パラミロンフィルムにおける創傷治癒効果を実証
~5月2日特許出願、ミドリムシ特有の成分・パラミロンの医療活用に向けた研究開発を推進~

株式会社ユーグレナ

   
 公立大学法人大阪府立大学(所在地:大阪府堺市、学長:奥野武俊)、株式会社ユーグレナ(本社: 東京都文京区、社長:出雲充)は、共同研究により「パラミロン(注1)フィルムにおける創傷治癒効果」を実証しました。なお、本研究成果は、5月18日(土)に一橋大学(東京都国立市)で行われた日本ビタミン学会第65回大会にて報告いたしました。また、発表内容に関する結果については、「ユーグレナ由来のパラミロンを有効成分とする創傷治療剤」として5月2日に特許出願をしています。

近年、創傷部を滲出液で湿潤状態に保つ治療方法であるウェットドレッシング(湿潤療法)が治癒効果を促進するとされ、創傷治癒の際、セルロース(注2)素材の包帯やガーゼなどが医療で使用されています。 今回、セルロースと同じβ-グルカンの一種であるβ-1,3-グルカンを持ち、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)特有の成分である、パラミロンを用いたフィルムを作製し、創傷治癒について検討しました。

 今回の研究の結果、創傷治癒に使用されているセルロースフィルムに比べ、パラミロンフィルムにて創傷を被覆した場合の方が傷口面積の減少割合が高く、パラミロンによる創傷治癒促進効果が認められました。なお、本実験では、株式会社KRI(本社:京都府京都市、社長:住友宏)の協力のもと作成されたパラミロン由来のフィルムを使用しました。

 本研究成果を受けて、パラミロンを創傷治療剤として医療分野にて活用するため、今後も研究開発を行なっていく予定です。

■8週齢の雄のマウスの背部創傷にパラミロンフィルムの被覆、セルロースフィルムの被覆、またはフィルム無し(コントロール)の状態にし、7日間における体重と創傷面積比の計測を行いました。

 


パラミロンフィルム

 

 

 

 


実験の模式図

■損傷0日目の創傷面積を100%として変化を計測しました。3群の体重の差異は見られず、セルロースフィルムとコントロールにおいては7日目には傷口面積が約70%程度であるのに対し、パラミロンフィルムでは約50%まで治癒しました。

<用語の解説>

(注1)パラミロン
微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)特有の成分で、グルコース分子がβ-1,3-結合により直鎖状に重合した多糖体。ユーグレナが光合成によって生産した糖を効率よく貯蔵するために、体内に蓄積させています。
(注2)セルロース
植物細胞の細胞壁および繊維の主成分で、グルコース分子がβ-1,4-結合により直鎖状に重合した多糖体。

 

―報道関係者お問い合わせ先―

株式会社ユーグレナ

経営戦略部 広報担当  TEL:03-5800-4907 press@euglena.jp

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