~バングラデシュからの「ユーグレナGENKIプログラム」レポート~


2016年5月の活動報告
~新規校でGENKIプログラム開始と血液検査について~

株式会社ユーグレナ
バングラデシュ事務所 プロジェクトマネージャー
モハメド・アケルザマン

1.はじめに

日頃よりGENKIプログラムをご支援いただきありがとうございます。5月末を持って早くも新年度の2か月が終わり、現在の対象生徒数は8,848名になりました。
6月初旬からラマダン(断食月)が始まりますので、多くの教育機関が休校となります。休み方やその期間もそれぞれに異なりますが、これらの状況を踏まえた上で今期の目標である150万食の配布をしっかりと進めていく所存です。

2.新規契約校への訪問

先月、契約を完了したDhaka Ahsaniya Mission(DAM)とShathi Somaj Kolan Songtha(SSKS)の2校にクッキー配布を開始いたしました。この2校の生徒数は合計で約600名です。新規の契約校ということで今回は日本からの仲間が3名、訪問してくれました。子どもたちは日本人が珍しいらしく最初は恥ずかしがっていましたが、色々とお話しをしているうちに積極的に質問をし始めました。その結果、沢山のやり取りが出来ました。例えば現在はミルク、バター、フルーツと3種類の味のクッキーを順番に配布していますが、どの味がお気に入りかについて意見を聞くことが出来ました。最後はみんなも大好きなドラえもんのテーマソングを、ベンガル語(バングラデシュの言葉)バージョンで歌って盛り上がりました。ちなみに、ドラえもんはバングラデシュでは大人気でタケコプターやのび太の名前がそのまま子どもたちに通じるくらいです。

3.DAMとSSKSのGENKIプログラム・オープニング記念セレモニー

前出の2校では5月17日からクッキーの配布が始まりました。この日に記念セレモニーを開催しました(写真-1)。NGOの教育関係者、先生方、子どもたちの父兄、当社のバングラデシュ事務所のメンバーが出席しました。下の写真は記念セレモニーと初めてクッキーを食べる子どもたち、クッキーの配布を喜ぶ子どもたちの写真です(写真-2,3)


4.ユーグレナ入りクッキーに関する聞き取り調査

クッキー配布の効果測定の為、約20名の生徒たちに聞き取り調査を行いました。
多くの生徒はクッキーを美味しく食べているようですが、一部の子どもからは毎日同じ味では飽きてしまうという意見も出ました。また、好みでないという意見の子どもには他社のクッキーを試食してもらい、どのような味なら満足できるかを聞いてみました。辛い味、ナッツ味、チョコ味等、好みは様々であり、これらの意見を活かしながら、より効果の高いプログラムに仕上げて行きたいと思います。またクッキー以外でどのような食品が本プログラムに適正であるかについても検討を続けていきたいと考えています(写真-4)。なお、ヒアリングにはバングラデシュへ出張していた当社役員および当社メンバーも参加しました(写真-5,6)。


5.グラミンコミュニケーション(GCC)に委託した血液検査について

写真-7:血液検査結果の説明写真-7:血液検査結果の説明
ICH Foundation Hospital Dr.fazral Haqueによる発表

本検査は、クッキー摂取後の栄養状態の改善とこの国の子どもたちの課題である貧血問題にどのような効果があったかを調査することを目的におこなっています。今月でGCCに委託した一回目の検査が終わりその結果が得られましたが、これから回数を重ねて、より詳細なデータを蓄積していく予定です(写真-7)。そのため本社の研究開発部門と現地の研究機関が連携して、より効率的で有益な調査ができるよう準備を進めています。


6.まとめ

現在はラマダンの真っ最中でありクッキーの配布は、通常の半分程度になっていますが、この期間により良いプログラムにするための計画を検討していきます。業務の拡大に伴い、来月からは新たにもう一名メンバーが加わる予定です。今後とも引き続きのご支援をお願いいたします。