株式会社ユーグレナ|研究開発

~バングラデシュからの「ユーグレナGENKIプログラム」レポート~


2015年11月の活動報告
~学年の終了、家庭訪問調査と問題点改善~

株式会社ユーグレナ
バングラデシュ事務所 所長
モハメド・アケルザマン

はじめに

11月は学年の終業となる月です。私たちはGENKIプログラムの栄養改善調査のために家庭訪問の実施、学校訪問での問題点改善に取り組みました。

1.学年の終了

写真-1 学校のクラスパーティーの様子写真-1 学校のクラスパーティーの様子

バングラデシュでは11月末で学年が終了します。そのため、クラスパーティーという送別会のようなものが開催されます。また、バングラデシュの小学校は5年制で、卒業試験は11月22日から始まります。この期間は出席率も上昇し11月は順調に配布ができました(約13万食)。しかし12月と1月は入学手続きや進学の準備のため約2週間のお休みになり、この間の配布は停止します。


2.家庭訪問の調査

GENKIプログラムでは栄養改善状況を調べるため、今後子どもたちの血液検査を実施する予定です。特に貧血は子どもたちにとって深刻な問題でありこの点を重点調査項目としています。
この検査の対象は【OBAT Helper School】の摂食者100名と非摂食者100名【Sathi Somaj Kollan Shomoti School】です。このため、事前に家庭訪問をして子どもたちの生活状況を確認しています。彼らの住居はたいへん狭く一部屋で食事をし、そこで睡眠や学習もしています。またトイレや台所も同じ場所にあります。部屋の面積はだいたい3坪弱で家賃は約5,000円から7,000円程になります。単位当り面積から比較するとダッカ市内のマンションより家賃は高いので生活は楽ではありません。平均月収は夫婦共働きでも約25,000円から30,000円程です。

3.学校訪問&問題発見

全ての学校やNGO組織がそうではありませんが、平日に突然休校する学校があります。当事務所に連絡もないためクッキーをしっかりと配布することができず、問題の一つとして考えています。写真-4はある学校を訪問した際に玄関が閉められていた時のものです。校長先生やNGO組織には休校する場合は事前に連絡してくれるよう伝達していますが、中々徹底できないのが現状です。このような中ではありますが、週二回の学校訪問は継続的に実施しています。
また、写真-5と6はWorld Food Program(国連の機関)クッキーが捨てられている状況です。これは他の学校を訪問した際に発見したものです。幸いGENKIプログラムでは子どもたちには教室内で食べることをルール化し私たちが袋を回収していることもあり、屋外で捨てられることはありません。

4.他のNGO学校からの相談

Ahsaniya Missionの打ち合わせAhsaniya Missionの打ち合わせ

GENKIプログラムの実施から約2年が経過し、多くのNGOの先生や役員の方々から本プログラムを当校にも導入して欲しいとの依頼が来ています。また、今までお付き合いのなかったNGOが経営するAhsaniya Mission校からもリクエストが来ています。児童数は約1,000名です。この学校はGENKIプログラムの対象校の近くにあり来年度の予算次第ですが新たに配布を検討したい先としてリストアップしています。


5.まとめ

今期中には血液検査やその他の身体調査も実施していく予定です。また、今後、配布対象地域についても、今までは都市部のスラムだけでしたが来期以降は農村地域へも拡大することを検討しています。引き続き皆さまのご支援、ご協力よろしくお願いいたします。